花粉症に効く中薬の開発3 開発の出発点を決めること


 まず、麻黄附子細辛湯は
 

ある程度効果があることがわかりました。
 しかし温腎と温補腎精は概念として異なります。


 麻黄附子細辛湯は腎の「虚損」の治療方剤ではありません。
 
 
 
虚損の状態を治療することは
 花粉症に効く漢方の開発に欠かせないと考えています。
  
 これを開発の出発点の一つとして研究が始まりました。

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花粉症に効く中薬の開発2 共同研究が始まる!

 中国へ出張する度、花粉症に良い中成薬がないか、
新たな情報がないか気にかけていました。

当時、中国で花粉症の治療は
弁証論治で対応していることがわかりました。

主に麻黄附子細辛湯、小青竜湯、玉屏風散などなど・・
日本での治療とそれほど変わりなくがっかりしました。

 
中西医結合による新しい理論を根拠に
「即効性がありしかも長期間効果が得られるものを作りたい」と
願っていたところ、強力なパートナーに出会うことになります。

彼は、私の身近な存在で中薬理論のエキスパート。
その道の「プロ」です。

 
あまりに身近でその実力を忘れるほどでしたが、

強力なパートナーの出現にわくわくしたことを覚えています。


すでに
3年前の事です。

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花粉症に効く中薬の開発1

 

私は子供の頃に喘息があり、
秋になるとアレルギーの症状が強く現れます。
鼻水が止まらず色々な中薬製剤を飲みましたが
工夫しても満足な効果が得られませんでした。
私はプロとして又多くの花粉症で悩む方の為にも
花粉症が改善できる中薬の開発に
取り組みたいと強く考えています。

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ナイシトール(防風通聖散)

今朝の読売新聞

―「医療ルネッサンス」市販薬と付き合う―
「効能効果の過剰な表現」と題した記事が目に留まりました。

読んでみるとナイシトールは防風通聖散であると書いてあります。

この方剤は、実熱の便秘(内実とも言う)を伴い
風邪(表証の一つ)への治療に優れています。

ところが虚弱な体質(中医学では虚証に属する)が
防風通聖散を服用すると副作用が生じる恐れがあります。 

メーカーが示した効能について
批判するつもりはありませんが
「皮下脂肪が多く便秘がちな人の肥満症や高血圧に伴う動悸・肩こり」
とされおり
中医学の解釈ではこのような効能書に「ずれ」があります。

中医学の考えでは、虚証の人が服用すれば
もっと疲れやすく、
頑固な便秘症がますます酷くなり、
風邪を引きやすくなり、
生理不順などなどとなる恐れがあります。
 

伝える側も消費者側も
漢方薬への理解不足では、
このような事例は後を絶たないでしょう。 

そもそも日本では、正しく中医薬が理解されておらず
このようなケースが後に耐えないのでは、と危惧しています。

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秋にも花粉症が発生する


私は、秋になると花粉症を発生します。
症状は鼻詰まり、鼻・喉、目が痒く紅い、クシャミ、
鼻水(透明の場合に多い)、口唇の乾燥、、口渇き、
いらいらして、冷え気味などです。

 
小青竜湯と麦門冬湯などを併用し、
効果があるものの、症状がやはり繰り返しています。


花粉症の患者の苦しみが非常にわかります。
これは、もっとアレルギー性鼻炎の治療方法を勉強し、
もっと効き目がある中薬を開発していこう
という原動力でもあります。

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花粉症に中医薬治療シリーズ4 鼻水何?

鼻水は血液の一部とした血漿が大量に含まれている。
中医学では、津液が漏れると考えています。
花粉症をキチンと治療しなければ、気陰両虚になりうるという
理論根拠としてこの病気の流れおよび恐ろしさ
を深く理解していただければと。
 今までの中西医結合の研究結果を武器にして
花粉症をもっと効果的に治療することを手伝えたいと考えています。
12月6日に花粉症の特別講座をしようと思いますが、
来週半ばぐらいに案内をいたします。楽しく一緒に頑張りましょうね。

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花粉症に中医薬治療シリーズ4 花粉症の治療問題点

花粉症(アレルギー性鼻炎)は、
非感染性の炎症であり
発病のメカニズムは他の細菌などによる感染性鼻炎とは異なります。
臨床では、いずれも炎症による症状が同じように見えますが
アレルギー性鼻炎に抗生物質はほとんど効果が得られず
繰り返し発生しています。
中医治療では、清熱解毒剤に属する
板藍根、銀翹散、桔梗石膏湯などで
清熱効果が得られないケースや、
辛温発散に属する
麻黄附子細辛湯、小青竜湯などが

一時的に効果があがるものの
服薬を止めると症状が現れる又は悪化することがあります。
従って、治療における問題点として西洋医学でも中医学でも
花粉症が繰り返し発生する体質の改善ができないことが挙げられます。

また、これらの中成薬は花粉症の治療に不可欠で

どの様に活かすか、肝心な問題としても考える
必要性に気づきました。


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花粉症に中医薬治療シリーズ3 診断要点


 花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療では、
 先ず病名を診断します。
 
過去の中医学の書籍には
「花粉症」「アレルギー性鼻炎」といった
病気の記録はありませんが
 
調べてみるとアレルギー性鼻炎は鼻鼽(びきゅう)
 
或いは
鼽嚏(きゅうてい)に属することが分かりました。

 鼽とは透明な鼻水と鼻づまり、嚏はくしゃみという意味です。
 アレルギー性鼻炎の
病名診断には四大症状が必要である
 ことを以前にも書きましたが、
 
これは鼻などの痒み、くしゃみ、水様性の鼻水、鼻づまりです。
 この四大症状の中で鼻鼽・鼽嚏に三つの症状が含まれています。


 また、病名が診断できたら証候の分析が必要です。

ご参考いただければ幸いと思います。

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花粉症に中医薬治療シリーズ 2

治療効果を高めるポイントは・・。
中医学では花粉症は禀賦の体質と強く関与し、
ご存じのように肺脾腎との関係が深くあり
肺脾腎を「調補」するのが治療のポイントになります。
肺脾腎の繋がりは精気と衛気で精が化気し衛気を作ります。
衛気の根は腎にあり、養いは脾にあり、肌表に出るのは肺になります。
この三臓のどこかで故障が生じれば衛気の働きに強く影響が生じ
花粉症発症の内因になります。

このような病的な体質を改善しなければ花粉症を根絶できません。
これが中医学における治療ポイントとして考えています。

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花粉症に中医薬治療シリーズ 1 始めに

花粉症は、Ⅰ型アレルギーに属す慢性鼻炎です。
アレルギー性鼻炎を漢方薬によって治療を望む方も多いのですが
中医による治療効果が有効か否かは正確な診断が必要です。

一般的に使われる麻黄附子細辛湯、小青竜湯などの方剤は
効果がある場合もあれば、
それほど効果が得られず
顧客の信頼を失う結果になることもあります。

まずアレルギー性鼻炎の四大症状を確認しなければなりません。
来年の花粉症に備えて早めに勉強しておきましょう。
次回は花粉症と肝・脾・腎との関係について・・。

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