Monthly Archives: 10月 2009

花粉症に効く中薬の開発3 開発の出発点を決めること

 まず、麻黄附子細辛湯は  ある程度効果があることがわかりました。  しかし温腎と温補腎精は概念として異なります。  麻黄附子細辛湯は腎の「虚損」の治療方剤ではありません。     虚損の状態を治療す … Continue reading

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花粉症に効く中薬の開発2 共同研究が始まる!

 中国へ出張する度、花粉症に良い中成薬がないか、 新たな情報がないか気にかけていました。 当時、中国で花粉症の治療は弁証論治で対応していることがわかりました。 主に麻黄附子細辛湯、小青竜湯、玉屏風散などなど・・ … Continue reading

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花粉症に効く中薬の開発1

  私は子供の頃に喘息があり、 秋になるとアレルギーの症状が強く現れます。 鼻水が止まらず色々な中薬製剤を飲みましたが 工夫しても満足な効果が得られませんでした。 私はプロとして又多くの花粉症で悩む方の為にも 花粉症が改 … Continue reading

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ナイシトール(防風通聖散)

今朝の読売新聞 ―「医療ルネッサンス」市販薬と付き合う― 「効能効果の過剰な表現」と題した記事が目に留まりました。 読んでみるとナイシトールは防風通聖散であると書いてあります。 この方剤は、実熱の便秘(内実とも言う)を伴 … Continue reading

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秋にも花粉症が発生する

私は、秋になると花粉症を発生します。 症状は鼻詰まり、鼻・喉、目が痒く紅い、クシャミ、 鼻水(透明の場合に多い)、口唇の乾燥、、口渇き、 いらいらして、冷え気味などです。   小青竜湯と麦門冬湯などを併用し、 … Continue reading

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花粉症に中医薬治療シリーズ4 鼻水何?

鼻水は血液の一部とした血漿が大量に含まれている。 中医学では、津液が漏れると考えています。 花粉症をキチンと治療しなければ、気陰両虚になりうるという 理論根拠としてこの病気の流れおよび恐ろしさ を深く理解していただければ … Continue reading

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花粉症に中医薬治療シリーズ4 花粉症の治療問題点

花粉症(アレルギー性鼻炎)は、 非感染性の炎症であり 発病のメカニズムは他の細菌などによる感染性鼻炎とは異なります。 臨床では、いずれも炎症による症状が同じように見えますが アレルギー性鼻炎に抗生物質はほとんど効果が得ら … Continue reading

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花粉症に中医薬治療シリーズ3 診断要点

 花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療では、  先ず病名を診断します。  過去の中医学の書籍には 「花粉症」「アレルギー性鼻炎」といった病気の記録はありませんが  調べてみるとアレルギー性鼻炎は鼻鼽(びきゅう) … Continue reading

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花粉症に中医薬治療シリーズ 2

治療効果を高めるポイントは・・。 中医学では花粉症は禀賦の体質と強く関与し、 ご存じのように肺脾腎との関係が深くあり 肺脾腎を「調補」するのが治療のポイントになります。 肺脾腎の繋がりは精気と衛気で精が化気し衛気を作りま … Continue reading

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花粉症に中医薬治療シリーズ 1 始めに

花粉症は、Ⅰ型アレルギーに属す慢性鼻炎です。 アレルギー性鼻炎を漢方薬によって治療を望む方も多いのですが 中医による治療効果が有効か否かは正確な診断が必要です。 一般的に使われる麻黄附子細辛湯、小青竜湯などの方剤は 効果 … Continue reading

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