中医内科学参考書という計画

 国際中医師試験の準備を通じてより深く問題を理解するために、皆さんの勉強に手伝いするために、中医内科学の問題を解説する参考資料を作ろうと考えています。
 参考書の基本構造は
1、何故の解説
5の選択肢では、なぜこの選択は正しいか、ほかの選択肢は間違っているかなどを詳しく説明する。其々の選択肢の意味は解読すると共に、正解の選択を理解していただくことです。
2、注意要点
問題の解釈を行ってから、注意すべき要点を挙げます。このような問題を解けるために、どういう部分を注意しなければならないかを参考意見として提案します。
3、臨床応用
 この問題に関わる臨床特徴、治療方法及びエキス剤の併用方法にも触れてすぐ臨床に活用できるようにご参考提案を提供することです。
 
この参考書の目的は
1、臨床の意識とレベルを高める
試験だけではなく、問題の説明を通して、医療人の臨床活動を応援すると共に、具体的な参考療方法を提供し、一緒に自分の医療活動の弁証論治の意識とレベルを高めることです。
2、患者の苦痛をより察知できる
問題の解読を通じて、患者さんの苦痛の表現をより深く正確に察知できることです。
3、中医学は臨床医学であることをより深く理解してもらいたいです
問題をよく理解した上に、中成薬のエキス剤の活用方法を提供する。
 勉強は勉強のために勉強ではなく、臨床力を高めるためです。これは臨床医学の真髄です。ご理解できれば、もっと謙虚の気持ちで勉強し続けます。
以上の三つのポイントの説明で皆さんの中医学の勉強に手伝いすることが出来れば、私は嬉しいです。
三つの目的の共有で、皆さんの中医学の勉強を役立つことが出来れば思っています。
出版の日程について、来年の三月前後です。日程が分かる次第、お知らせいたします。ご指導くださるようお願いします。

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欝の現象3→うつ病の過食過眠

うつ病の臨床症状では、過眠過食がある。
過眠は気滞と気虚の症状に属するが、過食は胃火に属する。
よく考えると、同時に出ることがないはずが、一杯食べたら、胃気の動きが鈍くなり、過眠になると思える。
 臨床では、西洋医学の考え方を一方的に理解するだけではなく、中医学の理論を駆使し、其々の症状を分析し、それらの症状の統合性を見つけることも大切である。
過眠と過食と比べると、どっちは一番苦しいか、どっちが先に出たかを聞く必要がある。気滞から始まったか、また胃熱になったか、仮眠から過食までのプロセスを掴む事が目的である。
もし、過眠が先にあって、後は過食の症状が出た場合、中医学のプロとしてその過食と過眠はどう判断するか、その判断基準は何だろうかを考えて結論を出さなければならない。
 昔は殆ど寝られなかったが、最近ぐっすり朝八時まで寝られる現象は正常か否かを判断するか。
ということは、患者の言葉は100%信じてはなく、訴える内容を冷静に分析する必要がある。
 胃気の気滞に半夏厚朴湯を、胃火に黄連解毒湯を中心にして方剤で組み合わせる。
 その中で逍遙散或いは四逆散などの加減が必要とする場合がある。其々の方剤を深く理解する必要がある。臨床講座では、うつの判断基準、病気のプロセス的な変化、対応方法、方剤の組み合わせについて詳しく検討するつもりである。

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欝の現象2→職場に順応できず

職場に順応できない人は以下の現象があるといわれている:
この仕事に向いてない
あの仕事が嫌い
この仕事が好きだが、あいつがいるから嫌だよ
この仕事に自分は才能があるが、会社に認められなく仕方がない、
などなどの現象に中医学での立場から
まず肝臓の疏泄機能が弱いだろう。人間の好き、嫌い、喜び、悲しい、興奮、安静などの心理状態或いは情志活動をコントロールするのは疏泄機能だ。感情或いは心理状態の不安などで其々の臓器の機能に悪い影響を及ぼすかもしれない。疏泄の機能が健全であれば、不愉快からの影響からすぐ回復する。疏泄機能が低下すれば、其々の臓器の機能が影響されてしまい、自ら回復することができなくなる恐れがある。
従って、職場に順おできない人はその肝臓の疏泄機能が故障している。其々の症状は肝気鬱滞の病理結果を表す現象に過ぎない。
問題を解決する方法は二つ分けて考えていただきたい。
① 治療の方法
疏泄機能を改善するために、鬱証の実虚を鑑別する。効果的に疏肝剤を活かすことは大切である。
補脾疏肝、補腎疏肝、柔肝疏肝、滋陰降火、安神定志、調養心脾、など治療方法があり、きちんと弁証すれば、よい効果が得られる。この部分について淋証講座にて詳しく検討する予定である。
② 患者自分が努力すべきところ
 うつ病の基本原因は、幸せと感謝の気持ちを持たないと思う。
自然の動物と比べれば、人間は幸せだよ。努力すれば、食べることが出来るものだ。自然の動物は一生懸命にやっても、食べ物を手に入れる保障は全くない。
病気なったら、先生に見てくれる。動物は自分の生理的な調節機能に依存するしかない。
よく考えれば、幸せだろう。お互い毎日感謝する気持ちを持たないと、色々提供してくれる方に失礼だろう。
こんな鬱にかかって良いのか、気持ちよく頑張ろう・実績を作って其々の方に感謝しようよ。このような毎日過ごそうという気持ちがあれば、うつ病が早く治る、もううつ病が起きないのだろう。
野村総一郎先生(防衛医大教授、日本うつ病学会理事長)の話を借りると、単純にうつ病の治療=抗うつ薬ではない。心理の治療がまた重要であろう。

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欝というのは何だろう?

中医学では、鬱という病因で起こす病気は数え切れないほど多いと考えている。
 10数年前まで、西洋医学では中医学の考え方を嘘のような話としてみているように思えた。
08年9月から、読売新聞の医療ルネサンスでうつ病事情シリーズを掲載されている。
『今時うつ病事情』というシリーズ内容を参考し、中医学の鬱証に対する考えを皆さんと一緒に検討しよう。
まずうつ病の診断について、9の項目を挙げられた中で、第一か第二かは何れか必須という診断原則がある:
1、殆ど一日中、毎日の抑うつ気分
2、殆ど一日中、毎日、興味、喜びの減退
 抑うつは気の流れが停滞すること、興奮と喜びの減退は気の発散する状態が足りないと理解していもよい。
 中医学では、この発散不足或いは気滞の状態は実証か、虚証かの判断は非常に重要なことである。うつ病に弁証せずに逍遙散或いは小柴胡湯を安易に投与すべきではないと思われる。

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高橋先生の日記を紹介する

以下に高田先生の日記を紹介します;
 先日薬剤師会の生涯教育がありました。
来年から、いよいよ登録販売士制度が施行され、コンビニや家電、大手スーパーなど、登録販売士さえいればそういった処でもお薬が売られるようになります。
規制緩和が進んだ結果ですが、街の薬局の存在はすでに風前の灯です。
昔は、街の薬局が軽医療を担っており、困っている方の駆け込み寺的な存在でした。
ところが、あちこちに商人的発想のドラッグストアが現れたこと、
処方箋が出だして、今までのように腰を据えた相談ができなくなってしまったこと
などで、一般の個人薬局からどんどんとお客さんが離れていってしまいました。
私は、小さい頃から、漢方薬局に育ったので、患者さんの症状に対し、1日分~7日分とお薬をお出しし、様子をみながらお薬を変えたり、食事のアドバイスをしたり・・・・というのが日常で、それこそが薬局の仕事だと思っています。
こちらの常連さんは、何か体調の変化があるたびに、どうしたらよいのかお尋ねになり、多くの方は小さな薬局ができるほど、漢方薬を取りそろえておられ、症状に応じてご自分で早めの対策をすることが可能です。
そういった養生を啓蒙して、皆様に重大な病気に罹らない体になっていただくのも、私の仕事と考えています。
多くの薬剤師さんが、病棟業務や、処方箋応需、病院との連携等に目を向けておられますが、街の薬局の相談機能にも再度取り組まれる薬剤師さんが増えてくれると、地域の皆様も安心できるのではないでしょうか?

十年前でも、薬局とお客との間ですでにきちんと築かれている信頼関係がまた存続しています。薬局で薬剤師が薬の使用と効能効果などをきちんと説明していたことは、どんな素晴らしいことでしょうか。その当時の私は日本人が幸せですねと思っていることは記憶にまた新しいです。
 として、相談も出来、中医薬の知識をお客さんに紹介できる薬局の存在している、安心のできるような社会が戻ればと思います。
 何でもビジネスだけの考えで解決しようというのは無理ではないでしょうか。
http://riepyonhokensitu.cool.ne.jp/index.shtmlご覧でいただきます。このような店が多くなれればと思います。高田先生、頑張ってくださいね。微力ですが応援いたしたいですね。
 

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模擬試験の反省

今回の模擬試験の反省は以下のように考えています:
 1、概念を正確に理解するために、もっと詳しく説明する必要がある。
 2、分析のプロセスを身につけるために、もっと厳しく訓練する必要がある。
 3、其々の科目の特徴を分かりやすく重点的に教える必要がある。
 4、試験を通して、受験者の臨床力を高めるために、もっと適切な教育方法を制定する必要である
 5、試験をクリアしても、入門の段階に過ぎないことを気付かせる必要がある。
 6、皆さんの成長のための環境作りが必要である
 7、中医学は臨床医学である。だが、理論の勉強をきちんとしなければ、臨床活動を上手く出来ないことを理解する機会でもある→症例検討などの勉強も必要である。
 8、基礎理論から方剤までの勉強の最初の目的は、内科学の習得にあることを気付かせる必要がある。
 9、臓腑弁証は基本であることを改めて骨髄まで理解することが必要である。

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模擬試験の目的

 国際中医師試験の前に、模擬試験を実施する目的と方法について紹介しようと思います。
 まず、試験を準備する流れとして、二階段を設けています。
第一段階 知識の整理整頓の段階
試験の開催する半年前から集中講座を実施します。重点的な問題を中心として勉強をさせることです。
集中講座の実施するベースは担当の講師は私を除けばすべては国際主治医師をクリアしていた先生であることです。
難関の試験を突破するために、講座ではよく説明することが重要ですが、講師である一方で、試験の経験者としても自分の貴重体験談を含め、問題の解け方を説明することで受験者によりよい刺激を与え、皆様の勉強の効率を向上させるために手伝いする段階です。
第二段階 問題を発見し改善し、最善を尽くす段階
 試験の一ヶ月ほど前から模擬試験を実施するのです。模擬試験の規則は、鉛筆と消しゴムを配り、自分の携帯品がすべて使ってならない、試験終了の15分前、知らせるなど、なるべく本番試験と同じように設けています。本番の雰囲気を感じさせるのは一番目の目的です。
模擬試験→この五ヶ月間での努力をテストして気がつくこと:
悔しかった。
そこの問題をきちんとやらなかった。
やはり一番土台の勉強が出来なかった。
診断のプロセスが間違った。
などなど
 ミスを見つけて、直して最善を尽くす機会を試験参加者に与えるのは模擬試験の二番目の目的です。
 今回は、模擬試験の後に自由参加での懇親会を設けて、自分の感想を皆さんの前に話していただき、模擬試験の体験と気付く問題を共有して、良い刺激を強めて、より最善を尽くせるためでした。懇談会を通じて、受験者の間の交流が出来ること、中医学の勉強などの情報交換もできることは三番目の目的です。
従って、今年の復習、模擬試験は去年より一歩進んだと思います。来年は今年の経験を活かしていきたいです。

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K1の清原選手の努力から見つかったこと

9月23日番組で、清原選手がブーイングの中で文句なしで勝利をおさめた(名前が間違ったら、ご勘弁ください)。韓国で非常に人気があり、関西では不人気ということですが、本人が分かっている上に、わざわざ柔道服を着て正々堂々相手の選手と戦う(自分に有利ではないみたいです)。
私は男として目指す目標を実現するには、どんな犠牲を払っても実行するという信念が必要であると思います。
傲慢、ずるいなど評判が悪かったみたいが、認められる実力で勝利を収めてから相手にお礼することは素晴らしいことです。
自分の過去をスッキリ決別しよう時、甘く考えてはだめ、退路を用意するのはだめ、男として困難に向かって挑戦するという精神を学ばなければならないと思います。
私はこのような精神を取り込んで、日本での中医学の普及を全力で取り込んで努力して実現したいと思います。
より多くの方と一緒に手を組んで頑張って生きたいです。

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喘促は二つの病気と関係がある?

日本では喘促の患者は少なくないと言われています。アレルギー性の病気で、繰り返し発作するのは特徴の一つです。
 中医学では、喘促という症状は哮証と喘証を分けて定めています。
 症状の特徴、病理結果、治療方法、選択方剤の種類も全部違います。
臨床では、余り分けずに漢方薬を投与している風潮があるということです。
今年から開講した臨床講座では、病証の鑑別診断、治療の相違点などの内容は中心の一つで、また方剤の代用は中心内容のもうひとつです。
例えば、定喘湯と麻杏甘石湯の違いはどこにあるか、どう加減をする下などを理解することで、なぜ哮証に定喘湯、喘証に麻杏甘石湯を使用するか。また日本では、定喘湯が販売されていないから、エキス剤で代用する方法を提案するのです。
喘促に対する治療ミスが出やすい原因などを分析して、臨床ではなるべくミスを犯しないように方法を提案し、自分で自分のミスを見つけやすくなれれば、患者さんにとって、嬉しいことですね。
従って、正確に漢方薬を使うために、まず正確に診断を下すことから始めましょう。
臨床講座に興味がある方は、http://www.tenran.biz/index.htmlまでに問い合わせください。

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本当の国際中医師になるには3

自分で料理を作る能力を高めようということです。
講義を聴く内容を例えとすると、料理を食べることです。ある程度で勉強すれば、このような講義は面白いか、役立つかは段々少しずつ分かるようになるのです。
 自分がメニューを決めて、必要とする材料、調味料を揃え、調理方法を工夫して、メニューの通りの料理を作って、また自分で味を見ることができるならいいですよね。
 プロの中医師は講義を聞くということから、自ら自分の不足、目標及び目標の実現のためにどうすればよいかという方法を見つけなければならないと思われます。
 この努力の中で、段々分かるのは以下のように考えられます
1、臨床のミスを見つける能力が高くなる。
2、臨床のミスを解決する能力が高くなる
3、臨床のミスを防ぐ能力が高くなる
 
ある有名な先生の話では、中医学の理論を理解し間違うことは臨床のミスを犯す主な原因ですということです。
当然、自分もこの以上の三つの能力を高め続きたく、弁証能力を高めて行きたいと望んでいます。

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