職場に順応できない人は以下の現象があるといわれている:
この仕事に向いてない
あの仕事が嫌い
この仕事が好きだが、あいつがいるから嫌だよ
この仕事に自分は才能があるが、会社に認められなく仕方がない、
などなどの現象に中医学での立場から
まず肝臓の疏泄機能が弱いだろう。人間の好き、嫌い、喜び、悲しい、興奮、安静などの心理状態或いは情志活動をコントロールするのは疏泄機能だ。感情或いは心理状態の不安などで其々の臓器の機能に悪い影響を及ぼすかもしれない。疏泄の機能が健全であれば、不愉快からの影響からすぐ回復する。疏泄機能が低下すれば、其々の臓器の機能が影響されてしまい、自ら回復することができなくなる恐れがある。
従って、職場に順おできない人はその肝臓の疏泄機能が故障している。其々の症状は肝気鬱滞の病理結果を表す現象に過ぎない。
問題を解決する方法は二つ分けて考えていただきたい。
① 治療の方法
疏泄機能を改善するために、鬱証の実虚を鑑別する。効果的に疏肝剤を活かすことは大切である。
補脾疏肝、補腎疏肝、柔肝疏肝、滋陰降火、安神定志、調養心脾、など治療方法があり、きちんと弁証すれば、よい効果が得られる。この部分について淋証講座にて詳しく検討する予定である。
② 患者自分が努力すべきところ
うつ病の基本原因は、幸せと感謝の気持ちを持たないと思う。
自然の動物と比べれば、人間は幸せだよ。努力すれば、食べることが出来るものだ。自然の動物は一生懸命にやっても、食べ物を手に入れる保障は全くない。
病気なったら、先生に見てくれる。動物は自分の生理的な調節機能に依存するしかない。
よく考えれば、幸せだろう。お互い毎日感謝する気持ちを持たないと、色々提供してくれる方に失礼だろう。
こんな鬱にかかって良いのか、気持ちよく頑張ろう・実績を作って其々の方に感謝しようよ。このような毎日過ごそうという気持ちがあれば、うつ病が早く治る、もううつ病が起きないのだろう。
野村総一郎先生(防衛医大教授、日本うつ病学会理事長)の話を借りると、単純にうつ病の治療=抗うつ薬ではない。心理の治療がまた重要であろう。
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