以下に高田先生の日記を紹介します;
先日薬剤師会の生涯教育がありました。
来年から、いよいよ登録販売士制度が施行され、コンビニや家電、大手スーパーなど、登録販売士さえいればそういった処でもお薬が売られるようになります。
規制緩和が進んだ結果ですが、街の薬局の存在はすでに風前の灯です。
昔は、街の薬局が軽医療を担っており、困っている方の駆け込み寺的な存在でした。
ところが、あちこちに商人的発想のドラッグストアが現れたこと、
処方箋が出だして、今までのように腰を据えた相談ができなくなってしまったこと
などで、一般の個人薬局からどんどんとお客さんが離れていってしまいました。
私は、小さい頃から、漢方薬局に育ったので、患者さんの症状に対し、1日分~7日分とお薬をお出しし、様子をみながらお薬を変えたり、食事のアドバイスをしたり・・・・というのが日常で、それこそが薬局の仕事だと思っています。
こちらの常連さんは、何か体調の変化があるたびに、どうしたらよいのかお尋ねになり、多くの方は小さな薬局ができるほど、漢方薬を取りそろえておられ、症状に応じてご自分で早めの対策をすることが可能です。
そういった養生を啓蒙して、皆様に重大な病気に罹らない体になっていただくのも、私の仕事と考えています。
多くの薬剤師さんが、病棟業務や、処方箋応需、病院との連携等に目を向けておられますが、街の薬局の相談機能にも再度取り組まれる薬剤師さんが増えてくれると、地域の皆様も安心できるのではないでしょうか?
十年前でも、薬局とお客との間ですでにきちんと築かれている信頼関係がまた存続しています。薬局で薬剤師が薬の使用と効能効果などをきちんと説明していたことは、どんな素晴らしいことでしょうか。その当時の私は日本人が幸せですねと思っていることは記憶にまた新しいです。
として、相談も出来、中医薬の知識をお客さんに紹介できる薬局の存在している、安心のできるような社会が戻ればと思います。
何でもビジネスだけの考えで解決しようというのは無理ではないでしょうか。
http://riepyonhokensitu.cool.ne.jp/index.shtmlご覧でいただきます。このような店が多くなれればと思います。高田先生、頑張ってくださいね。微力ですが応援いたしたいですね。
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