試験官無事来日

 今日は国際中医師試験の試験官が無事に日本に到着しました。
 二人の先生は張先生と蘇先生です。張先生は初めて日本に来てたが、蘇先生は来日本数回です。
 日本の空気が綺麗だねとおっしゃられています。
 夕飯はフグ料理を楽しんでもらいました。
 明日から二日で試験を行うのです。

Posted in ブログ | Leave a comment

臨床講座の報告

 
 10月26日(日曜日)の臨床講座で、小建中と大建中の違い、大建中と
理中湯との違い、及びその臨床使用に関して意見を出し合いました。
 
検討される問題要点は
 
脾胃虚寒による胃痛、腹痛などの治療に小建中湯と黄耆建中湯で対応す
るが、理中湯との違いはどこにあるか、また使用の鑑別ポイントは何で
しょうか。三つの方剤の特徴と使用原則などを纏めました。
 
結論の一部を紹介しますと、小建中湯は五心煩熱と四肢不温を治療する
意味が深いと痛感しています。
 
 小建中湯と理中湯との共通の病理結果は脾胃虚寒ですが、区別なしで
使用してはならないといことについて検討しました。またその恐れる
ほどの小建中のミスの原因がある程度で分かっていただきました。
 小建中湯は古い方剤ですし、使い難い方剤としても有名です。日本で
は小児の専用薬として投与されるというような方剤の使用方法は、中成
薬の副作用を招く根本的な原因として考えています。
 
このような検討はこれからまた行う予定です。
 
 自分の欠点が分かれば、同じミスを犯さずに進歩できることが嬉しいことですね。
 明後日、国際中医師の試験を実施します。挑戦な方々の奮闘を心から応援したいです。

Posted in ブログ | Leave a comment

漢方薬局のあり方6

答えは一週間の場合、
 この一週間の意味は以下のように考えられます:
実証か、急の気血傷耗などの可能性として考えられます。  
また鬱証か湿邪侵害などの可能性も考えられます。
もし二週間、三週間、一ヶ月などを答えられるとしたら、其々の可能性
の判断及びその対応を迫られることになると思います。
 
 それぞれの可能性のなかで、確認事項、否定事項が混雑しています。 
 
 其々の難関を突破するには、まず中医学の診断、内科学などの知識を
 
活かすことが重要です。
 一方、瞬時に区別しなければならないのは弁証論治の難関の難関とい
 
われています。はこの問診の技を身につけるか否かは直接に患者からの 
信頼度と治療効果に繋げます。
  
 この問診の技を身につけるために、今までの本だけの勉強の枠組みで 
は、限界があるのは明らかです。
臨床講座の目的の一つはこの悩みを解決するためです。
臨床講座についての問い合わせ:
http://www.tenran.biz/lecture.html

Posted in ブログ | Leave a comment

漢方薬局のあり方5

 お客様からの信頼と治癒効果との向上に欠かせないのはまず問診の目的とその熟練な技が必要です。
 なぜこの病状があったか、
 なぜあの薬を飲んでも効かないのかなどは、患者は知りたいのです。  
 例えば、疲れやすいという症状ですが、西洋医学では、酸素不足、ストレス、睡眠不足、栄養不足など説明内容は、誰でもネットから検索して分かります。
 漢方薬局にくる目的はこのような解釈を聞きに来るためではなく、中医学の治療を求めるためです。
 病気の性質と部位などを明らかにし治療効果を挙げるには、まず症状の特徴からの問診をして弁証論治の作業を始めるのです。
例えば:
 何時から疲れの症状があったかという聞き方がよくあるみたいですが、聞き方の問題でだけでなく、質問の目的にあるのではないかと思われます。
患者の答えは
答え1は一週間です
答え2は一ヶ月です
答え3は3ヶ月です
 質問の目的ははっきりしなければ、答え1から3までの答えの内容を理解した上に、ずっと病気の全体を把握するために次から次まで問診を繰り返しすることが出来ないと思います。このような連続的な問診を正確に行うために、問診の目的を明確するのは重要です。
 

Posted in ブログ | Leave a comment

この症例の報告

麻黄附子細辛湯+参苓白朮散で湿疹がかなり良くなったそうです。
どう考えたらよいのでしょうか。まず、この処方を出す勇気を評価すべきだろうと思います。
 舌診の情報がはっきりしていないが、清熱と補血などの方法で効かないから、補気利水と共に温陽散寒の方法で挑戦してみたら、皮膚状態がが良くなり、痒みがとても和らげられました。
 中医学は臨床医学です。まずこの治療過程と結果機に、皮膚の赤み、乾燥するという症状に熱、風、湿熱のほかに、寒湿の可能性があると考えられます。実際に電話からこの報告を聞いていたら、私は余りにその方の弁証論治の凄さに驚いたのと同時に、嬉しかったのですね。

Posted in ブログ | Leave a comment

漢方薬局のあり方4

漢方薬局は漢方商品のほかに一般生活用品をなるべく扱いするのは『不景気』を招くかもしれないと私は考えています。
10年前、トイレペーパーを買うお客は漢方薬の御客にもなるのですが、残念ながらこの風景は変貌しています。進んでいる業務細分化の今の時代では、御客様はショッピングの習慣が変わってきたのです。
 例えば、トイレペーパーをスーパーで、便秘薬をドラッグストアで、漢方薬を漢方専門の店で買うのです。このような傾向が段々顕在化していくでしょう。
 今、漢方薬を飲みたい方は漢方で自分の病気を治せれば良いという目的がはっきりして、金銭面で少々高くても覚悟しています。相談中で自分の体の状態を詳しく知りたいので、中医学のプロとして、このニーズを答えなければならないと思われます。
 他方、お店の漢方のイメージを出すことも大切です。

Posted in ブログ | Leave a comment

この症例を考えてみみましょう

ある薬局からのアトピーの症例ですが、データが不完全ですが、皆さんのご意見を聞きたく、紹介いたします.
40代の女性。やせています。
主訴:アトピー十年間以上
胃弱お腹をこわしやすい風邪ひき易い疲れる。枯れ木の様相。
アトピーがかなりひどかったが、「四物湯+参苓白朮散+麦門冬湯+阿膠・亀板膠」で9割くらい良くなり、生理も復活しその後は長年「麦門冬湯+参苓白朮散」をベース服用し安定していた。
今年の9月に入り仕事の関係によるストレスからかアトピーが再発してきた。
もともと体全体が乾燥傾向。腕襟足に赤い皮疹。ウズウズ痒い。
舌証;暗偏紅痩舌無苔
過程の悩みが多いということで、31歳で閉経。安定剤導眠剤を長年服用中。
2008年.8.18
冷飲で腹痛と下痢絞痛胃と腹がかたまった感じムカムカということで、人参湯+1/3呉茱萸湯+2/3五苓散の処方で3日治癒。
今の状況は 
咳咽の乾燥感という症状を治療する結果:
人参養栄湯+麦味地黄丸+麦門冬湯3日―――咳は治癒アトピーは悪化
H20.9.13
四物湯+参苓白朮散+麦門冬湯+阿膠12日―――アトピー悪化
H20.10.4
麦門冬湯+参苓白朮散+黄連阿膠湯5日―――全身が乾燥し薄赤くなる
H20.10.11
四物湯+七物降下湯+知柏地黄丸4丸+補精源4錠5日―――最悪
10.18
麻黄附子細辛湯+参苓白朮散を投与しようと考えています。
このセットでよろしいでしょうか。結果はまた報告します。報告する前に、麻黄附子細辛湯+参苓白朮散はいけるかどうか、或いはどう考えたらよろしいでしょうか?皆さんのご意見を聞きたいです。

Posted in ブログ | Leave a comment

漢方薬局のあり方3 

 
 漢方薬局では、非常に忙しいものもあれば、非常に暇のものがあるということです。
 に、忙しい漢方薬局を訪問する時は、対応しづらい症例についてよく質問されることが多く、検討して分かった場合に、店主が凄く喜んでいる顔をしています。ところが、景気の悪いお店を訪問する場合に、景気悪いという話は多く、症例検討とか、どうすれば治るかという話はあまりないと感じています。
景気のいいお店の話は後に検討しようと思いますが、今回、景気の悪い漢方薬局について考えてみようと思います。景気の悪い漢方薬局はは以下の特徴があるように思えます:
①処方箋も、雑貨もやっているケースが多いような感じです
②御客さんは店のイメージが中々掴めにくく、入りづらいという感じです
③問診の内容は世間話ばかりで、弁証論治のための対話が少ないという感じです
④中医学の奥深い知識を分かりやすく御客に伝えるためにあまり努力していなく、漢方薬の効能を西洋医学の知識で説明することが多いみたいです。
漢方薬は値段が高いからと思って、御客の希望価格に合わせて漢方薬を出す習慣があり、治るという基本ルールを大切にしなくなるようになってしまうという感じです。

Posted in ブログ | Leave a comment

漢方薬局のあり方2

正解の答案は⑤であるかも知れないです。
地域において、新薬で治らない方は多いそうです。ドラッグストアで何も説明されず商品を購入するだけで満足できません。
処方される新薬をのんでも治らない方も結構います。このようなニーズを答え、満足させるのは漢方薬局だろうと思います。
 例えば、うつ病の方が加味逍遙散を飲んでも効果があまりない場合に
量を増やせばよいのでしょうか。
加味逍遙散が効かない原因をどう追究したらよいのでしょうか
その原因が分かって、患者の病気に相応しい方剤をどう作ったらよいのでしょうか
自分の処方は効かない場合、どうしたらよいのでしょうか。
自分の処方はどういう原則に従って作ったものでしょうか
加味逍遙散の治療は誤診として判断されるなら、自分の弁証論治では、誤診をどう防いだらよいのでしょうか。
などなどの複雑な臨床活動の中では、勉強するものは山ほど多く、瞬時に正確に判断することが要求されます。
 このために、私たちは臨床講座を設けて、本に載った知識を勉強するだけではなく、以上のような問題を解決するために、ロールプレーインをしています。
 何のために問診するか、答えてくれた内容はどういう意味なのか、次に何に対して質問するか・其々の問診の目的は何かをはっきりさせる上に、最後は何の中成薬を出せばよいという流れを、参加型の形で皆一緒に問題の解決に向けて挑戦することは臨床講座の目的です。
このようにロールプレーインの中では、皆さんの勉強に私が手伝いさせていただきます。役立てば嬉しいです。

Posted in ブログ | Leave a comment

漢方薬局のあり方1

アメリカからの『悪い嵐を』日本に飛んできて、すぐ風邪を引く会社は現れたそうです。
経済にはわたくしは殆ど分かりません。この嵐の中で、中医学を中心にする漢方薬局として、すべきことは何でしょうかをわたくしは考えています。
 『昔の薬局がよかった牙、今は薬局と御客の間で信頼関係は消えているように見えます』という話はよく聞かれました。
私が自分の目で見たことですが、15年前に店主は御客の名前も覚えて、体調の状態も把握しているという記憶に新しいです。
『日本は天国だよ、日本の国民は幸せだね、親切な社会だね。中国でこのようになったらいいかな。日本人は賢く、簡単の売買関係から信頼関係まで築いてしまいます。御客は店主にお願いしますというなんて中国では考えられないですね』などなど、中国人友達の間の話でした。
 ところで、今日本は素晴らしい薬局が消え、その代わりに大型のドラッグストアが急成長してきました。信頼関係を中心にする薬局は価格競争だけを追求する薬局経営の風潮に沈没されるように思えます。
 医薬品は普通の商品ではなく健康を守るシステムであり、国のボディガードの一つでもあると思われます。
 薬局は健康の向上、病気を治すという目的を達成しなければ、意味はないと思います。
 漢方薬局はこの中では、どういう風に皆さんの健康に役立つか。
 選択肢は以下のように
①よい商品を揃えて、自分の店をアピールして、発展していきます
②価格を下げて、競争のゲームに参加して、勝ち取ります。
③チラシをもっと配って、近隣のドラックストアと戦います。
④メーカと交渉して、安く仕入れして、利益を上げて、発展していきます。
⑤人の健康に役立つのは薬局の立場です。全員の健康ではなくてもよい。漢方薬で自分の体調を整いたい、自分の病気を治したい方々の希望を答えるための薬局として活動します。
どっちを選ぶべきでしょうか。

Posted in ブログ | Leave a comment