「患者さんの力になりたい」と思った夢を叶えよう!




「薬局の生き残りを賭けて、漢方のポテンシャルを活かしたオンリーワンの薬局に」、というお話をしましたが、漢方を活かせるのは、個々の薬剤師さんも同じです。

日本の薬剤師さんは、6年間も薬科大学で学んで、国家試験も突破してきた専門家です。やりがいのあるお仕事についている場合は本当によかったと思います。

でも、もしあなたが、「毎日の作業が単調だな…」と気落ちしていたり、「本当はもっと患者さんの力になりたいのになあ…」と感じるならば、漢方(中医学)をきちんと学んで、自信をもって漢方相談を受けることのできる漢方のプロになることは、選択肢の大きな一つではないでしょうか?

独立を機に、「処方箋を取扱いながら漢方相談をウリにする薬局にする」、ということも可能でしょう。

あなたにいろいろと話をする患者さんの本当の願いは、治してほしい、治りたいのです。

治せる実力があれば、あなたの人生も変わります!

→ 本場の漢方を学ぶなら国際中医師アカデミー



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脱・友好サロン 患者さんの話を聞く目的とは?




症状の特徴から、問診や望診などを通して病因病理、つまり病位(病気の位置)、病性、病気の程度を分析し、全てを明らかにするために弁証方法があります。

漢方のプロなら、問診の結果、この病気がなんなのか必ず結論づけなければなりません。

どう結論づけるかで、治療方法が決まってきます。
弁証の目的は、病気が何なのか突き止めること。問診はその手段です。

気長に優しく話を聞きくことで、お客さんに安心して頂き、また来てもらいたいと思う気持ちはよくわかりますし、患者さんの心に寄り添うスタンスも大事だと思います。

でも、患者さんが本当に求めているものは何でしょうか。

楽しくおしゃべりして仲良くなること、友好サロンに来ることではなく、体調の悪さを改善すること、病気の改善が目的のはずです。

それならば、漢方薬局は当然、全力でその願いに応えるべきだと思うのです。

処方したある漢方薬が効かないからメーカーを変える、確かな根拠なく似たような別の漢方薬にする…そんな対応に患者さんはシビアです。

楽しい会話ももちろん悪くはありません。
でも問診は、病気の中身は何なのかを徹底究明するためのもの。
すべては適切な処方のためにするものです。

過不足ない問診(漢方のプロなら10分程度で済みます)で病因病理を探り、結論を出し、適切な処方ができたあとなら、あなたのお店のスタイルで、素敵なサービスを存分に展開すればいいのです。

そのような漢方薬局にはきっと人が集まってくるはずです。

しっかりと弁証論治で信頼される漢方薬局が増えてほしいと思います。

→ 国際中医師アカデミー



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現代の薬局事情~オンリーワンの薬局に!




最近は地方でも、処方箋も受け付けるドラッグストアをたくさん見かけますね。

今や日本の処方箋薬局は増える一途。

従来の薬局に加え商社も経営に乗り出していますから、まさに戦国時代となっています。

この乱世をどう生き残るのか。

品揃えの豊富さ、営業時間の延長、サービスの良さ、価格競争などなど…、各薬局さんは日々奮闘されているわけです。

その生き残り策の一つに、僕は漢方があると思います!

日本でもかつては、利用される地元の人々の持病や、利用客の家族の体質などについても把握していて相談にのってくれるような、”わが家のかかりつけ薬局“があったようですね。

現代はドラッグストアがどんどん増えていますから、買い物には便利だけれど、個人的な相談はしにくいと聞きます。

でも、病院に行くほど緊急性はなくても、慢性疾患で悩む患者さんは驚くほど多いのです。

また、最近は核家族化が進み、気軽に相談できる年長者が近くにいないため子育てに不安を持つ若いお母さんも多いですね。

慢性の症状だけでなく、夜泣きの相談、食べない、寝ないなど、日々の悩みや心配事を気軽に相談ができる町の薬局があれば、たくさんのお母さんたちの支えになってあげられるのではないでしょうか。

なぜなら赤ちゃんから大人まで、病名のわからない、なぜそうなるかわからない、でも症状が出ている…という分野に関して、漢方薬は大きな力を発揮できますからね。

さらにもう一歩、一人ひとりの体質に合う薬といえば漢方薬の真骨頂です!

こんなに家族の体に優しい薬局ってないでしょ?

漢方薬局がかつての町の薬局になりかわってその機能を引き継げれば、多くのお客さまに必要とされる、「オンリーワンの薬局」になることが可能だと思うのです。

漢方の持つポテンシャルはとても大きいですよ!


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最新の勉強スタイル




いろいろなサービスや生活スタイルが変わってきている中で、勉強のスタイルだけが進化していない、と言われます。

先生が講義したものを生徒が聴講してノートをとり、そして試験を受ける。

その例にもれず、これまで、国際中医師試験に合格できるレベルにまで中医学を体系的に学ぶには、数百万円かけて何年も学校に通うことが必要でした。

でも、私の出会った真剣に中医学を学びたいと考えている人たちは、仕事を持っていて通学の時間がなかったり、学生さんの場合では、金銭的余裕がないという人がほとんどでした。

そういう方々が諸事情で諦めることなく、中医学や漢方について正確な知識を学べる環境が必要だと強く感じたのです。

中医学を学んで患者さんに本当に効く漢方薬を出せる人になりたいと思っている人、漢方で治せる力を身につけたいと思っている人や、中医学を活かして人生を変えたいと思っている人を、一人でも多く支え、応援したい!

その思いから開講したeラーニングシステムである国際中医師アカデミーは、いつでもどこでも受講可能なため時間的制約を超え、経済的にも大きく改善されています。

そして内容的には、練習問題、ビデオ講義、ライブ授業と、学びたい人の想いに応えた多岐に渡るカリキュラムを準備し、受講者はこれらをこなすうちに、自分が気づかなかったことまで気づき理解していくという、非常に受講者想いのシステムです。

従来の中医学の学習形態を大きく変えた、現代に生きる人々の生活に合った、使いやすい=身に付きやすいものになっています。

→ 効率的な学習スタイルを見る

「中医学の知識が活用できる」「その強みを活かせる」と受講されているのは、医師、薬剤師、整体師、鍼灸師、商品開発従事者、健康食品販売の方々と多岐に渡っています。

→ 中医学の活用方法を見る

興味のある方は是非、アカデミーを覗いてみてください。

→漢方を基礎から学ぶ「国際中医師アカデミー」

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具合が悪くても体力は充実!?



中医学には陰陽五行説を基礎とした中医基礎理論というものがあり、この理論は、一人ひとりの体質や病気の状態を判断するのにたいへん優れています。

この理論に則って、中医学の大きな特徴の一つである「証」=患者さんの病態を判断します。

証の中で、実証、虚証という言葉を聞いたことがありますね。

実証と虚証の意味は、「体力がある」「体力が充実」「体力がない」とは全く違う概念です。

この判別が中医学と日本漢方では少し違います。

中医学では、虚証とは、人体に必要な物質(気血など)や機能が不足した状態を指します。

実証とは、病気の反応が激しく、体が病気に対抗する機能がまだ衰えていない状態を指します。

中医学では体の「虚証」や「実証」という病理状態を知るのに望診、問診、聞診、脈診を行い、気、血、津液、肺、脾、腎などそれぞれに虚の証があるかないかを確認していきます。

一方、ある漢方の説明書に「体力がない人で〇○の症状」、「体力が充実している人で▲▲の症状」という記載があった場合、これをもし、体力がない=虚証? 体力がある=実証? と理解してしまうと、大変危険です。

たとえば、大柄で筋肉質で肌もつやつやしている人が、「だるくて具合が悪い、よく風邪をひく」と相談に来たとします。その外見から中医学の「実証」と判断して治療法を決め、漢方薬を処方したら、どうなるでしょう?

だした漢方薬が効かないならまだしも、病気を悪化させてしまうこともあるのです。


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インターネットの学習で本当に国際試験に合格できるの?



「インターネットの学習で本当に国際試験に合格できるの?」

これは、受講するかしないかに関わる切実な疑問だと思います。

オンラインスクールである国際中医師アカデミーでは、本場中国の中医薬大で実際に使用している教科書を、日本人にわかりやすい翻訳や解説、難解な用語にはルビをつけてテキストとして使用。

当学院の内容をきちんとクリアできていれば、当然国際中医師試験には合格できます。

<国際中医師アカデミーの特徴はこちら↓↓>
http://www.iatcm.com/about.html

さらに、質問や誤解の多い、試験に頻出の重要なユニットなどは、講師が動画で解説するビデオ講義があり、非常に好評です。(Live受講生のみ)

<試験対策に有効な弁証論治対策講座はこちら↓↓>
http://www.iatcm.com/kouza.html

このような内容が、合格率も非常に高い結果につながっています。

日本で中医薬を教え伝えてきた私の中医師としてのこれまでの知識と経験を詰め込んだ、学習ツールを是非試してみてください!

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通学も、マンツーマンも超えた?!



一般的にオンライン学習の不安はどこにあるのでしょう?

「本を読んでわかったような気がするけど、本当にわかってるのかなあ?」

自分だけだと不安になりがちですね。

国際中医師アカデミーでは、そのような心配は無用です。

まず、細かなユニットごとにネットでの確認テストがあり、合格点に達しないと次の項目にいけないようになっています。

一歩ずつ確実に前進していくしかないシステムにしているのはなぜだと思いますか?好きな項目だけ手っ取り早く勉強したいと思う方も多いでしょう。

しかし、漢方について自分の知りたいところだけをかじる、というのは、実は非常に時間の無駄であり、力をつけられない原因のひとつです。

一歩ずつ、基礎から理解を積み重ねていくことが、複雑な弁証をしていく際に不可欠な力となっていきます。

その問題数は、国際中医師本試験の過去問からの抜粋も含め、なんと5000問!選りすぐりの問題ばかりです。

当校では穴うめ、正誤判断、選択肢の3タイプ用意しています。

<サンプルはこちら↓↓>
サンプル練習問題

自分でわかってないところというのは、自分ではわからないことが多いものです。

だから、インプットしたらアウトプットする!

そうすることで、今の自分がどこまでわかっていて、何がわかっていないのかをはっきりさせて、弱点強化にも最少の労力で効率よく取り組めるよう、テストや丁寧な解説までが搭載された本格的なeラーニングシステムです。

<解説例はこちら↓↓>
解説例をご紹介

きちんと勉強していれば解けますし、勉強していなければ解けません。
国際中医師アカデミーは、テキストを渡しっぱなしにはしませんよ!
疑問があればいつでもスタッフや講師に相談できますし、何度でも復習できる。
そして好きな時間に好きなだけできる!

やる気があれば、システムを最大限に活かして通学よりも深く学べます!

「課題は全部こなしたし、テストでもばっちり!もっと早く進みたい!」という人は、3ヶ月のカリキュラムも2か月で短縮して終了することも可能です。(要確認)

その人の努力に、アカデミーも全面協力します。

通学もマンツーマンも超えた学習システムを是非体感してくださいね。


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なぜ日本では、いつまでも漢方の基本について理解が薄いのか



日本に来て25年になりますが、
「疲れだったら補中益気湯?」に限らず、「表熱と裏寒の鑑別ってなんですか」等、いつまでも同じような基本的なことを質問されるな、というのが私の中で疑問でした。

質問をしてくる方々は、勤勉で理解力も分析能力もある熱心な中医学の学習者や医療関係者です。そんな彼らが、なぜ中医学の基本について質問をするのでしょうか?
 
私が日本で何年も活動するうちに気づいたことは、日本には漢方というものが昔からあるように思われながらも、基本から中医学を学ぶ機会がまだ不十分で、漢方薬を販売するためのメーカー主催による勉強会が多いことが原因の一つと感じました。

これは、漢方の知識を得ようとすると断片的なものになりがちな環境なのだ、ということでした。

そもそも中医理論を体系的に、基礎から本当に理解していないと以前記事に挙げた「疲れ(http://blog.iatcm.com/archives/1570)」の例のように漢方の本当の処方を見たてることはできない、これは断言できます。

では、いったいどこで学ぶのか?

志のある方々に、なんとしても基礎からしっかり身に付けていただき、本当に効く、患者さんの助けになる漢方処方のプロフェッショナルに、中医学のトップエリートになってもらいたい!!

積年のこの強い想いの結晶として2011年に開講したのが、日本初の中医学eラーニングスクール、国際中医師アカデミーです。

http://www.iatcm.com/ 

2015年4月からは、新たにLive講座も始まりました。

効率のよい勉強方法と漢方の基礎である中医学を日本語でわかりやすくい解説しています。

http://www.iatcm.com/sougoulive.html 

治せる漢方のプロになるために、一緒に頑張りましょう!


現在、210処方の他に多くのOTC漢方製剤及び生薬などを販売されています。
これだけの生薬が日本にありながら、いまだ漢方薬がそれほど活用されておらず、漢方の活躍もそれほどでもない、という現状は、漢方薬を真に使いこなせる人材、優秀な人材が少ないからに他ならないと思います。

だから私は、薬を適切に使える、ちゃんと治せる、本当の意味で漢方を扱えるプロになりたい方々を全力で応援したいのです。

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漢方のプロになりましょう!



前回までの「疲れ」の処方でお話してきた通り、効能書きや単味の生薬の効果だけ見ていてはダメです。

それなのに、漢方薬局で漢方薬を勧められたものの、「効かないなら、別のメーカーのものにしましょうか」とか、「まあ、漢方はなかなか効き目が出にくいから」とか、ひどいときには、「漢方の効果なんてこんなもんです」と無責任なことを言われたという話も聞きます。

ちょっと待ってください!

漢方薬は、きちんと処方されれば効果が出るのはとても早く、効かない薬などでは決してありません。

ですから、「効かない」、ということは「処方が間違っている」と、反省すべきではないでしょうか。



患者の症状の正確な診断・判別ができていない。



知識がない、ということなのです!

中途半端な処方は危険ですらあります。

教育の大事さはそこにあります。

現在、210処方の他に多くのOTC漢方製剤及び生薬などを販売されています。
これだけの生薬が日本にありながら、いまだ漢方薬がそれほど活用されておらず、漢方の活躍もそれほどでもない、という現状は、漢方薬を真に使いこなせる人材、優秀な人材が少ないからに他ならないと思います。

だから私は、薬を適切に使える、ちゃんと治せる、本当の意味で漢方を扱えるプロになりたい方々を全力で応援したいのです。

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「疲れ」をどう判別するか



気虚か肝うつか。

病気というのは複雑な要因によって発症します。
病因病理を理解しないと、病気の判断はできません。

問診でさまざまな角度から判断していくことになりますが、たとえば、ストレスによって疲れの症状がすぐ悪化するかどうかも、肝うつの判断基準になります。

シミが出てきた、やる気が急にガクンとなくなった…などというのも気虚の症状ではありません。

となると、使うべき薬は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)ではありません。

肝うつの患者さんに朝鮮人参を中心とする製剤を使えば、悪化する可能性が非常に高いのです。

既に気の流れが詰まっているところにさらたくさんの気を投入して詰まらせるわけですから、疲れは一層ひどく、強くなるでしょう。

その副作用には熱や炎症といった症状が特徴で、目の充血、かゆみなど結膜炎の症状が出たり、鼻のかゆみなどが現れる場合があります。

中医学の治療原則から見ると、これは治療ではなく寧ろ「朝鮮人参などの中薬が人に害を与える行為」となります。

肝うつに効果的な漢方薬としては、逍遥散(しょうようさん)や、加味逍遥散(かみしょうようさん)などが考えられますが、どちらを使うべきでしょうか。

その判断には、さらにもっと細やかな分析が必要になります。
ここが、プロの世界に必要な深さなのだと思います。
逆に言えば、このような分析ができなければプロではないのです。

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