慢性中耳炎の治療



 大阪のある薬局の店主60代の女性は、長期間慢性中耳炎に悩まれていました。
 抗生物質や漢方薬などをいろいろ服用しましたが治らなかったそうです。

 「通竅」の勉強会では、慢性になった炎症 性の病気の多くが
アレルギーによる疾患として
 考えられるということを知 り、
早速毎日
通竅を服用し始めました。 
先週の土曜日ご本人からこんな報告を受けました。
 「通竅はいいですね。飲み始めてから中耳炎がとってもよくなりました。
 体調も良く元気で仕事をしています。
 孫も食物アレルギーがあったので一緒にのんでおり、
アレルギー反応は随分減ったように思います。

 通竅は孫の友達ですよ」と。

Posted in ブログ | Leave a comment

「梅雨の不快指数」今年は最高だって!

  今年の梅雨は異常気象の影響もあってか酷いそうです。 
蒸し暑さの環境を表す指標に不快指数がありますが、
例年ではこの不快指数が大体70
%あり、
今年は74%以上あるそうで観測以来最も高いそうです。80%を超える観測もあるそうです。)
 
● 計算方法(何種類の計算方法があるそうです)
・不快指数(DI) = 0.81T + 0.01U(0.99T – 14.3) + 46.3
T:気温() U:相対湿度(%) 
不快指数が高く蒸し暑さが体に及ぼす影響を中医学では「湿邪」といいますね。
梅雨の時期は湿邪が体内に侵入し易く湿邪が体内に侵入すると胃腸の働きが
低下したり
夏特有のカゼをひいたり、また治りにくくなります。
これは、湿邪の「粘膩と重濁」という特徴によって生じる病の性質です。 
ある実験データーによると湿度が高い場合にIL-2が低下することが解っています。
IL-2が低下することは細胞免疫力が低下することを指すので
この時期にカンジタ性の膣炎が発症しやすくなります。
最近では、このように様々な実験を通して中医学の考えに理解が深まっています。
 湿邪の高い季節には、体内の風通しをよくして湿邪を追い払う働きの香正気散を
上手に活用するとよいでしょう。
 また腎虚症状のある方は、補腎剤の使い方に注意が必要です。
湿を生みださない組み合わせの補腎剤を選びましょう。
 詳しくは・・http://www.tenran.biz/ 

Posted in ブログ | Leave a comment

痰飲の特徴4 「誤診が多い病気」

   痰飲の治療では、誤診を招き易い特徴があります。
これは痰飲の多変性の側面の一つかもしれません。
 例えば痰飲を気滞肝鬱と誤診することもよくあります。
理気活血、疏肝理気でも症状がなかなか改善されないという。

Posted in ブログ | Leave a comment

正気が邪気に勝れば

   参議院選挙の選挙活動が連日報道されています。 
孔子が政治家に対する考えを記した本を読み
中医学の正気と邪気に対する考えと似ていると感じたのでご紹介します。 
国を預かる国王は、政治家を選ぶ際に正直な人を邪悪な人の上に置くことで
国民から支持され、国は豊かで皆が幸せです。
邪悪な人を正直な人の上に置けば国民から反対され、
社会混乱となると言っています。
正直な人は正気、邪悪な人は邪気をもっているということです。 
中医学による病気の治療には正気を守り、
病因となる邪気を体外に追い出すことが原則です。
正気は身体が本来持っている生命力や病気と闘い治療しようとする力、
邪気は病気を誘発する病原などを指します。
ところが、正しく治療を導く医療人がいなければ何もできません。 
中医学では医療に携わるも人に対し医療人になる前に
「人としての心を持つ」ことが大切であると説いています。
昔、中国では中医学へ入門する前には「要学医先做人」(医学を勉強したいなら、先ずちゃんとした人間になろう)という教育をまず受けられるという。
やはり、昔でも、今でも、どの国でも、
医療人にとって最も重要なのは医療人の「心」です。
 
正気を持つ医療人は、治療の為に努力を惜しまず、
一方、邪気を持つ人は、病気を診ずに自分の名誉や販売力を得ることに
喜びを感じるでしょう。
 政治家も医療人も
「心ある」態度で社会に貢献しなければ社会に迷惑をかけます。
 
正気が邪気に勝れば、国も人も元気で健康な状態を維持することができます。

Posted in ブログ | Leave a comment

痰飲の特徴3 「変化し易い病気」 

  多変生のため病気を把握しにくく治療に迷いが生じます。
症状が変わり易く陽虚と痰飲のなかでどちらが中心なのか
わからなくなるほど常に変化します。 
例えば陽虚の状態と診断したのに、補陽剤が中々効かないのです。
実際陽虚から痰飲の病理状態になったのです。 
臨床講座では、この問題を二つの証型を検討しました。
病気の変化のポイント症状の診断から治療の注意点まで議論しました。

Posted in ブログ | Leave a comment

「唾液でガン発見」

今日の産経新聞に
慶応大学先端生命科学研究所の研究結果報告が掲載れていました。
唾液によって口腔ガン・乳ガン・膵臓ガンを高精度で
発見する技術を開発したそうです。
この記事を読み、二つの事に驚きました。
一つは簡単にガンを発見できるという技術の進歩です。
そしてもう一つは、中医理論の素晴らしさを実感した事です。
中医学では、口は脾に開竅し口腔と膵臓は脾と直接関与します。
また西洋医学で指す膵臓は中医学では脾として考えています。
乳房は、胃の陽明経絡が乳房を通り、
乳房の病気は脾胃と肝がそれぞれ強く関与すると考えられています。
「唾液」による口腔ガン・乳ガン・膵臓ガンを発見する研究は
まさに中医理論に沿ったもので非常にびっくりしました。
これから更に中医理論に近い研究結果が生まれてくるのではと想像しています。
中医学を生かす職業に就く方の自信に繋がり、
志を持つ方が増えることを期待しています。

Posted in ブログ | Leave a comment

痰飲の特徴2「痰飲を生じやすい環境」

  日本では痰飲という病気が多い。
 
多湿な環境と生物や冷たい飲食を好む生活習慣では、
「痰飲」が生じやすいと考えられます。
 日本では痰飲に対する認識がそれほど深くないように感じています。
痰飲の治療方法を無視して
病気の治療にあたれば
期待する効果は得られません。
 ご存知の様に中医学には地方によって
治療方法が変わる「因地治療原則」があります。
 広大な中国の
乾燥地帯から
気血不足、陰虚など病気を治療する貴重な経験もたくさんあれば
寒湿地帯から痰飲への弁証論治方法もあります。

Posted in ブログ | Leave a comment

痰飲の特徴1 「変わり易い症状」

 

痰飲の特徴の一つは治療が難しい事です。

治療し難い原因として、痰飲という病気が複雑で

多変(変化しやすい)であることが挙げられます。

 

複雑で多変という特徴から訴える症状も変わり易いので

治療方針が中々定められません。

 

その都度、処方をくるくるかえても効果が

見られないという現象を生み出し治療がうまくできません。

Posted in ブログ | Leave a comment

竜胆瀉肝湯からの新発見

  
「弁証論治練習問題 解説書」では、
過去に出題された竜胆瀉肝湯で不眠症を治療する症例を掲載しています。
まず、弁証論治では病名診断が非常に重要になります。
不眠の場合であれば病名診断の基準が何か、
分析方法は何かを考えなければなりません。
過去の国際中医師試験でもこのような問題が出題されましたが、
正確に解答を記した受験者はそれほど多くありません。
誤って解答した方剤では黄連解毒湯と記入する方がいました。
なぜでしょう?理由の一つに心神不安は心熱によるもので
心熱を治療しなければと考えるからでしょう。
残念なことにこのような解答ではほぼ全滅になりますし
実際の治療でもそれほど効果が得られません。
症例の分析を通じ、不眠の診断、弁証の原則、
竜胆瀉肝湯がどのような病理結果を治療する方剤なのか理解する必要があります。
竜胆瀉肝湯の方意を勉強しなければ効果を引き出すことはできませんね。
このような症例に解説を加え、新発見の機会を与えようというのが
「弁証論治練習問題 解説書」の価値の一つであろうと考えています。

Posted in ブログ | Leave a comment

帰脾湯の見方

   「弁証論治練習問題 解説書」では、
帰脾湯を代表方剤に用いている病証ごとにまとめました。
ご存知のように帰脾湯は、不眠・心悸・血証の紫斑などなど
広範囲に使用されています。
 
なぜ帰脾湯が広範囲に使用されているのでしょうか?
私は、読者に一つのヒントを与えようという目的もあり
帰脾湯を使用する病証でまとめました。 
例えば、皮膚病の紫斑なら、血熱の可能性もあれば、気不摂血の可能性もあります。
一つの方剤の勉強を通じ、試験の為に暗記するだけでなく方剤を生かして
臨床力の向上に繋げて頂きたいと考えています。
 帰脾湯のような使用例は内科学で多く、「弁証論治練習問題 解説書」では、
十数種類の方剤を纏めています。
視点を変えて学ぶ事は、今まで断片的に学んできた
「点と点」を
つなぎ合わせることになり応用力が身に着くはずです。 
詳しい情報 どうぞ   http://www.tenran.biz/

Posted in ブログ | Leave a comment