多汗証 20年と花粉症の症例情報

  林薬局の症例を紹介します。
48歳 男性  
主訴:多汗証 20年と花粉症
現病歴: 二十年前から、毎年花粉症の時期には鼻詰まり、涙目、目赤、
    喉の掻痒感がありとても大変であったため、昨年12月より紫蘇と冬虫夏草などを継続    
    服用し、今年3~5月の花粉の飛来時は大変ラクに過ごせた。

    
仕事が製造業で、40度近い職場で作業しているため、例年夏場は大量の汗をかき、
    水分も大量に飲んでこの時期になると夏バテで体がだるく、
    朝起きられないほどであった。
既病歴:20歳のときに肺気腫を患う。
分析:
   
弁証では、肺脾腎の虚損は内因として、外因は風寒と異気の侵襲である。
   
論治では、肺脾腎を補い、異気等の外邪を除去する。
 
数か月の治療結果:
     
1、今年は異常な暑さにもかかわらず、全く夏バテ知らずで快適になった。
     
2、最も感じることは、流れるような異常な汗をかかなくなった。
     
3、今までは夏場のエアコンにあたると、ハウスダストによるアレルギー症状が
       見られていたが、今年は全く症状がみられない。
林薬局の情報:http://riepyonhokensitu.cool.ne.jp/ 
    これから、この症例の分析を楽しみにしようと考えています。

Posted in ブログ | Leave a comment

西洋人参の力

P1010412.JPG
西洋人参のエキスをジャスミン茶に入れている。
事務所で打ち合わせがあり、いろいろな議論を重ね大変疲れてしまったので、
ジャスミン茶に西洋人参エキス末を溶かして飲みました。

西洋人参に入りのジャスミン茶でみんな気分がよくなり気力がわき出る様な感じです。

西洋人参は、アメリカニンジンともいい、
300
年前にアメリカ北部から中国に輸出されました。
私が飲んだ西洋人参エキスは、日本市場で販売されている
ある西洋人参の
サポニンの含有量が30倍多いそうです。
西洋人参の効果の一つはサポニンの含有量にありますから
よく効いた理由はこれでしょうか。

Posted in ブログ | Leave a comment

西洋人参と夏枯草との力に感動しました 

最近、ストレスに感じることが多く
また気候の変化に伴い燥邪が強まり、
非常に鼻乾燥、詰まり、
イライラする等の症状が出てきました。
注目すべきことは両脇に脹痛があり、疲れた時或いは咳の時に強く感じます。
今まで服用漢方薬に西洋人参と夏枯草を足すと、
非常に楽になりました。
加えた理由として、肺と肝臓の関係があります。ご参考ください。

Posted in ブログ | Leave a comment

燥邪に注意が必要です!

天気が急に寒くなり、カゼをひいている方が多くみられます。
症状の特徴の多くは咳と発熱で空咳、
口の渇き、鼻と唇の乾燥し
咳が長引く方が多いようです。
今年の夏は、酷暑が続き汗をたくさんかいた為
身体の「津液と気」をたくさん傷耗しました。
このような夏を乗り越えた後に「燥邪」に巡り合うと
体のあちらこちらに乾燥の症状が例年より酷く現れます。
治療にあたっては滋陰潤沢と共に軽宣の方法を忘れずに取り入れて下さい。

Posted in ブログ | Leave a comment

登校拒否とアレルギー

先日、アレルギーの勉強会に参加して頂いた
松井先生から
興味深い症例を送って下さったので皆さんに紹介します。
女性 20才 大学生、
主訴:登校拒否とアレルギー性鼻炎
症状:昨年夏ころから、体調不良を訴える。疲れやすい、
朝起きれず母親が車で学校に送らないと行かない。
特に今年の5月頃からうつ状態が酷くなりイライラも激しい。
ストレスが強いのか気分の変化も大きく、その為友人関係もうまくいかない。
口渇、月経不順、月経痛、入眠困難、朝起きられない、
春には花粉症がある。
病院では起立性調節障害と診断され、
薬を服用するが効果なし。
安定剤の服用でかえって調子が悪くなる。
過去には、疏肝剤と活血剤、口渇があることから、
陰虚も考え麦門冬湯、六味丸等を勧めたが効果がない。
アレルギーの治療方法を試したらストレスなどの症状がかなり改善したそうです。
今、継続服用中。

理解:
この症例は非常に興味深いのが三つ特徴があります。
一、花粉症の病歴がありアレルギー体質を持っている。
二、漢方の治療原則によって漢方薬を使用したが効果が得られなかった。
三、ストレス、疲労感、気分の変化などの症状群に対し、アレルギーによる反応として考えたこと。
このアレルギー性体質から脾腎の虚損もあり、
肺脾賀虚損であれば肝が暴れやすく、
肝鬱気滞等の症状が生じやすいと考えられます。
この場合の肝鬱、気滞、?血の病気に疏肝、理気、活血で治療しても
殆ど効果が得られないのはアレルギーの可能性が
極めて高いことを理解して頂きたいと思います。

日本人の約70%にアレルギー体質があるそうです。

以上 ご参考まで。

松井先生の薬局→すずらん薬局の情報:
http://www.pharmacy-suzuran.com/sick/manseinohifubyo.html 

Posted in ブログ | Leave a comment

なぜ、風邪が多いか

 
  今週の水曜日の大雨で本気に秋に入ったようです。
  
  湿ったような感じがなくなり、さっぱりです。
    
  電車では、咳とクシャミの音が響いています。なぜ、でしょうか。
  中医学では、空気が乾燥で、肺臓がやられるという説があります。
  中西医結合では、空中に漂っているアレルゲンが急に多くなり、
  各種のアレルギー性疾患が多発します。
  
  例えば花粉症、喘息、アトピー皮膚炎、角膜炎などです。
  治療では、アレルゲンを避けるだけではなく、
  アレルギー体質の改善が更に重要であると考えています。
ご参考まで
  
  

Posted in ブログ | Leave a comment

慢性下痢症例の紹介


    松井先生の症例を紹介します。
 これから数回分けて、アレルギー疾患の漢方治療に
ついて紹介させていただきま す。皆さんにご参考になれればと存じております。
 
症例一、慢性下痢
 
女性 46才 
主訴:下痢数十年間
現病歴:  
  
数十年前から、いつもお腹がごろごろ いってガスがたまる。数年も前から、しょっちゅう下痢している。体が弱く、下利の前に下腹部の痛みまたは下腹部痛があり、冷え気味。一日何回もの水っぽい下 痢をし、非常に苦痛に感じている。疲れたり、ストレスにかかったりすると、症状が悪化することが多いという。

県立病院を受診し薬を服用するが効果 なし。しまいには神経のせいだから気にしないようにと言われる。 神経不安もあり、時々動悸がする。

舌診:淡白
治療:
  胃腸のアレルギーを判断し、アレルギーを治療する漢方薬を勧めた(紫蘇、胡桃、冬虫夏草等を中心とする処方)。2週間ほどで下痢が止まる。お腹がしょっちゅうごろごろ言うこともなくなった。現在も継続中。
解釈:
 
素晴らしい症例である。病気の期間が長いことが、虚証の可能性が非常に高い。
「いつもお腹がごろごろいってガスがたまる」は肝脾不和などの症状に似ている。
「疲れたり、ストレスにかかったりすると、症状が悪化する」は気血不足と共に肝鬱等の可能性があると考えられます。
 
脾虚により肝鬱を招くことで、肝鬱気滞と脾虚正衰の並立状態が生む。また痰湿をたくさん作ってしまうこ とで、アレルギー性胃腸炎の基本病理である。
 
この場合に、疏肝剤も単純な補脾剤も効かなく、検査でもなかなかわからない病気である。他の薬局では、四逆散などは最初は)よいが、すぐ効かなくなる。もし、参苓白朮散なら、効かないと思います。
 患者が実際に全部服用しているが、効かないから、すずらん薬局に見に行かれたようです。
 
アレルギー性疾患は繰り返し、症状が変わりやすく等の特徴があり、弁証論治では、素早い判断で適切な治療を行うのに非常に困難なことです。
 この症例の治療で、先ずアレルギー疾患の診断が先決で、次に正虚痰湿、肝鬱気滞の状態を認識できたことは
上手く治療につながったと考えています。
松井先生の薬局→すずらん薬局の情報:

http://www.pharmacy-suzuran.com/sick/manseinohifubyo.html
ご参考ください!

Posted in ブログ | Leave a comment

 国際中医師試験の権威性


国際中医師標準試験が日本で開催されるようになってから
 十数年が経過しました。
 北京中医薬大学日本校、日本中医薬研究会などの努力によって
 国際中医師の発展及びその影響の拡大に貢献されました。
 今後も、国際中医師の質とその権威性の向上、中医臨床活動により役立つように
 国際中医師の標準化、規範化を確立にむけて努力する必要があると考えます。
 国際中医師試験に合格することは、
 名誉だけでなく絶えず中医学を勉強しよりよい臨床効果を高める為の
 証であると理解しています。

Posted in ブログ | Leave a comment

交流が楽しかったです

 韓国の漢方医である李先生が来日されました。 
30代の若い先生です。
彼とアレルギー疾患である花粉症、
アトピー性皮膚炎の漢方治療による経験について交流し、
私もいろいろ勉強に
なりました。  
韓国では、漢方薬は認知されており、その信頼度も高く
 漢方医も尊敬されています。 
しかし一方で即効性を期待する患者さんが多いそうです。
 
弁証論治に対する要求も非常に高く、一週間の処方で治療効果が認められなければ
他の病院へ行ってしまう可能性もあると聞きました。 
これは、中国とよく似ています。
 
従って臨床効果を高める為に医師のみなさんは一生懸命に勉強しているそうです。

韓国の若い方は漢字が読めないと聞いていましたが、

中医学を学ぶ為に漢字も勉強されていたことに感動しました。

このような交流はお互いによい刺激となり、自分の不足に気がつき、
もっと勉強することになるので本当に素晴らしい事です。

Posted in ブログ | Leave a comment

暑い夏!「火邪と肺と鬱証」

今年の8月、9 月は記録づくめの猛暑が続く。
「火邪」がものすごい勢いで盛んでおり、
こんな時期には身体に多くの害を与える。
火邪が盛んでいれば肺への影響と被害は大きい。
秋風が吹く頃には、悪質なカゼやアレルギー性鼻炎
などの病気が増えかもしれない。

エアコンの影響でで乾いた咳をしている人も多い。
もう一つ、肺へ のダメージが酷くなれば肝への抑止力が弱まり、
肝鬱や肝火上炎、肝陽上亢になりやすい。
最近、些細なことでイライラしていると感じている方は、
肺がダメージを受けているのだ。
また、こんな暑い時期に民衆党の党首選挙も 行うそうである。
肺が弱まって、 肝が暴れん坊になりやすい中で、
誰の頭が一番すっきりしているのだろうか?
弁証論治の立場で見守ろう。

Posted in ブログ | Leave a comment