登校拒否とアレルギー


先日、アレルギーの勉強会に参加して頂いた
松井先生から
興味深い症例を送って下さったので皆さんに紹介します。
女性 20才 大学生、
主訴:登校拒否とアレルギー性鼻炎
症状:昨年夏ころから、体調不良を訴える。疲れやすい、
朝起きれず母親が車で学校に送らないと行かない。
特に今年の5月頃からうつ状態が酷くなりイライラも激しい。
ストレスが強いのか気分の変化も大きく、その為友人関係もうまくいかない。
口渇、月経不順、月経痛、入眠困難、朝起きられない、
春には花粉症がある。
病院では起立性調節障害と診断され、
薬を服用するが効果なし。
安定剤の服用でかえって調子が悪くなる。
過去には、疏肝剤と活血剤、口渇があることから、
陰虚も考え麦門冬湯、六味丸等を勧めたが効果がない。
アレルギーの治療方法を試したらストレスなどの症状がかなり改善したそうです。
今、継続服用中。

理解:
この症例は非常に興味深いのが三つ特徴があります。
一、花粉症の病歴がありアレルギー体質を持っている。
二、漢方の治療原則によって漢方薬を使用したが効果が得られなかった。
三、ストレス、疲労感、気分の変化などの症状群に対し、アレルギーによる反応として考えたこと。
このアレルギー性体質から脾腎の虚損もあり、
肺脾賀虚損であれば肝が暴れやすく、
肝鬱気滞等の症状が生じやすいと考えられます。
この場合の肝鬱、気滞、?血の病気に疏肝、理気、活血で治療しても
殆ど効果が得られないのはアレルギーの可能性が
極めて高いことを理解して頂きたいと思います。

日本人の約70%にアレルギー体質があるそうです。

以上 ご参考まで。

松井先生の薬局→すずらん薬局の情報:
http://www.pharmacy-suzuran.com/sick/manseinohifubyo.html 

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in ブログ. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)