痛風の発症 腸の働きが影響か

今朝のNHKの番組で東京薬科大学・防衛医科大学校の研究を紹介していました。
「痛風は、尿酸と呼ばれる物質が体内にたまり、関節に激しい痛みを引き起こす病気で、患者は全国で80万人に上ると推定されています。……マウスの実験で、このたんぱく質を作り出す遺伝子の働きをなくしたところ、尿酸を排出する機能は腎臓では変わらなかった一方で、小腸や大腸で大きく低下することを確かめたとしています」ということです。
これは非常に興味深い研究です。中医学では、痛風は湿熱を中心とする病気として認識しています。つまり単純に利尿することだけでは、痛風に対する治療効果は薄く胃・腸の調節が重要であり、さらに「湿熱」は尿から排除するのではなく、大便で排泄すべきであると考えています。
私の共同研究者は、すでに脾胃の不調が主な原因とする研究成果が出しており、このような研究が進み、中医学の治療効果が立証される日が来るのが楽しみです。

 
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    肺臓の経絡

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石原都知事の朝食から思いつくこと

以前、石原都知事の朝食の話を聞き、印象に残ったので紹介します。
石原家では、毎日の朝食に3種類のメニューを準備しておき、都知事がご自身の体調で「今朝はこれを食べる」と決められるそうです。準備する方は大変ですが、このような朝の体調で自分が必要とする食事が何かを判断するのは素晴らしい能力だと思います。
一般の家庭では疲れたら、スタミナアップのメニューなどを考えがちですが、中医学では必ずしも良いとは考えない場合があり、身体が必要としている食物は其々の体調や体質によって異なります。
「身体の声を聴く」ことが最も大切で、健康維持に欠かせません。中医学では、四診の方法で体の声を聴くことが出来、体の状態にあわせて治療します。
今年80歳になる石原都知事の元気の源であると感じています。
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食物のアレルギー 漢方の治療

昨日の症例検討会では、松井先生から「食物アレルギー」の症例を紹介して頂き、中医学の観点から検討しました。

多くの場合で通年性のアレルギーに属します。

今回検討した症例の特徴のひとつに、食後に疲れや倦怠感を感じ、動きたくない、また酷い時には体の痛みを感じ、かなり痩せています。

他店で、毎月50,000円ほど支払って漢方薬を服用されていたそうですが、症状の改善はほとんど感じられなかったそうです。他店で服用された漢方薬は不明です。

問診を丁寧に行い、肺脾腎の虚損と鬱熱から?血などを生じたという病理を掴み、漢方薬などを選択して服用を勧めたそうです。

最近は、患者が徐々に回復してきたそうです。

漢方薬の選択では、目的を持った質問によって病理を掴み、その上で漢方薬を選択をすることが大切です。

この病気には「○○湯」などと安易に判断してはいけません。



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今日は 症例検討会

今日は、漢方で難病を治療するための症例検討会が大阪で実施する予定です。


今、新幹線のぞみ号乗っています。

今日は、多くの複雑な症例を検討する予定です。

頑張りましょう。


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仕事をしながら、新幹線が快適です。

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資生堂の動き 中医学の考え方

資生堂は4月21日から始める新サイト「watashi+(ワタシプラス)」で提供する、インターネットでの化粧品直販や、チャット(文字による対話)による美容相談などサービス内容を発表したそうです。(毎日.jp)
化粧品は私には、無縁ですが新たなビジネス展開は、とても興味深いものです。
私たちが提供する、中医学学習サイト「国際中医師アカデミー」もインターネットを利用して学習を進めていきます。「最も古い医学を最も新しい技術で学ぶ。」に取り組み、地域や年齢を超えてご参加頂いています。
中医学で考える「美肌」の概念を少し紹介しますが、顔色がよくつやのある肌は、体を滋養する「血(けつ)」の質と働きによって変わります。そして良い血を生むためには、その源となる飲食に大いに関係があると考えています。
美容の基本は、表面のスキンケアだけではなく、体の中身を調節する必要もあります。

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新年度からの再診料

4月から新年度が始まり、制度の変更も4月から施行されます。
新年度から診療報酬が改定されるそうで、病院で複数の科で診察を受けると其々に再診料が請求されるそうです。通院している方にとって頭の痛い話です。
病気に全くかからないことは、無理な話ですが、中医学には病気の芽を摘み病気の進行を遅らせることができる素晴らしい学問でもあります。
中医学の考えの一つに「陰陽平衡」があり、この状態が保たれて健康な状態であると考えます。体に現れる様々な体の声から不調となっている臓腑をみつけ、乱れた平衡を保てるよう調整するのです。この調整する方法が漢方薬や鍼灸、推拿などになります。
高齢になっても「自分のことは自分で」、誰もが願う老いの姿ではないでしょうか。
日常生活に、漢方薬を取り入れる習慣が根付くことを期待しています。

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中村裕輔教授の考え方

今朝のNHK「おはよう日本」の番組で滑膜肉腫の治療薬を研究する中村裕輔教授が紹介されていました。

先生は、多くの論文も発表されているそうですが、遅々として進まない日本の現状に見切りをつけ、アメリカに研究の場を設け日本を離れることを決められたそうです。

私も来日して20数年になりますが、新薬の研究に留まらず日本には、曖昧な規制が多く、患者のためか、一部の既得者の利益を守るためなのか・・・。

例えば、漢方薬の開発への規則の一つは「前例」だそうです。前例がなければ、ほとんどの場合で許可が下りないと聞きました。

このルールの根拠は一体何なのか。社会のために患者の為に研究に取り組む方々のやる気を失いかねないと感じることがあります。

今後もこのような優秀な先生が、海外にその活躍の場を求めるようになるのは残念ですし、日本の知財産の喪失に繋がるのではと危惧しています。

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大変!! 胆嚢炎

アカデミーの受講生が胆嚢炎を患い入院されたそうです。
入院中も学習スケジュールを心配されていたそうで、熱心な方なので逆に心配になりました。
中医学では、肝胆は表裏の関係があり、その関係はとても密接です。また胆の疾患は肝の働きや、脾の働きの低下も関連して引き起こされると考えられます。
今の季節は、「春」、最も関連深い臓腑は「肝胆」です。元々肝胆の疏泄が悪く、肝胆に鬱熱がある場合、肝胆の病気は春に発生しやすいと考えられます。
気持ちを穏かに保ち一日も早い回復を願っています。



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招待されました

≪世界中医薬≫雑誌社から会議のお招きを頂きました。
7月20日から3日間の予定で、内モンゴルで開催されるそうです。
テーマは「中西医結合による薬物を用いずに心脳血管病・糖尿病・癌などに対する予防と治療」です。
興味深い内容ですが、この数か月大変忙しいので考え中です。



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嬉しいお知らせ

以前に日本中医薬連合会で国際中医師試験に参加し、
一緒に遼寧中医薬大学に臨床研修に行った方から、
久しぶりにメールを頂きました。
最近、東日本大震災の被災地に行かれて、
中医学の良さを一般の方に広めているそうです。

中医学の考えは、病気を患う方の他にも
日々の健康のために、役立つ「平和の医学」です。
彼女の今後の活躍を応援したいと思っています。


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