昨日の症例検討会では、松井先生から「食物アレルギー」の症例を紹介して頂き、中医学の観点から検討しました。
多くの場合で通年性のアレルギーに属します。
今回検討した症例の特徴のひとつに、食後に疲れや倦怠感を感じ、動きたくない、また酷い時には体の痛みを感じ、かなり痩せています。
他店で、毎月50,000円ほど支払って漢方薬を服用されていたそうですが、症状の改善はほとんど感じられなかったそうです。他店で服用された漢方薬は不明です。
問診を丁寧に行い、肺脾腎の虚損と鬱熱から?血などを生じたという病理を掴み、漢方薬などを選択して服用を勧めたそうです。
最近は、患者が徐々に回復してきたそうです。
漢方薬の選択では、目的を持った質問によって病理を掴み、その上で漢方薬を選択をすることが大切です。
この病気には「○○湯」などと安易に判断してはいけません。