中医基礎問題 アップデート

一昨日、中医基礎理論の国際中医師試験問題の選択肢に解釈を更に追加して、国際中医師アカデミーのデータベースをアップデートしました。
2013年5月の国際中医師試験を挑戦する生徒さんのために、生徒さんのニーズに合わせてオンライン学習の内容を積極的に更新したいと思います。
解釈を追加することで、復習する際の問題点の理解を深めて頂けると、期待しています。毎日、学習に取り組む受講者の皆さんにとって効率の良い学習方法になるよう、更に工夫したいと考えています。

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弁証に苦しんだ症例

昨日、電車に乗る際に私のiフォンが鳴りました。
2009年に国際中医師試験に合格された方から、患者さんの症例で診断に困り、私に連絡をしてくれました。
短い時間でしたので得られた情報は少ないのですが、このような例は少なくないのでご紹介します。
女性の患者さん、20年近く月経前に胸が張り、月経が終わると症状がすぐ治まるそうです。「肝鬱気滞」と判断したいですが、脇腹が柔らかく、脇痛或いは脇脹が見られませんので、どう判断したらよいのでしょうか。という質問でした。
10数分間話し合った結果として、先ず、虚実と寒熱の弁証が必要で、客観的な情報を整理整頓してから判断していきましょうと答えました。
この症例に関しては、受講生の皆さんと共有したいと思い、相談してくださった方に本症例をまとめてから、私にご提出頂けるようお願いしたところ、快諾して頂き嬉しいです!

この症例のことから、正確に素早く弁証を行うには、中医基礎理論 と診断学を深く勉強する必要があると実感しています。

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中医基礎理論の補習講座のご案内

9月29日(土)13時から16時まで品川高輪口の近辺にて、中医基礎理論補習講座と中医学の学習方法やポイントなどについて、講義と質疑応答を行います。国際中医師アカデミー受講者 が対象で主な参加者は、医師、薬剤師の方です。
まだ席に余裕がありますので、アカデミーによる中医学の学習方法などにご興味のある方でしたら、外部の方でもご参加頂けます 。(事前にお申込み下さい)
詳しくは、以下のアドレスにお問い合わせください。

問い合わせメール:info@tcm.ac

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胆に関する問題について


回答の正解はAです
臨床では、黄疸という病気は肝の疏泄の故障に多く関与します。
ところが、肝臓の疏泄が故障すると、多くの病気を引き起こしますが、必ずしも黄疸ではありません。
他にも原因があります(中医学を継続に勉強する必要があります)。

この問題を通じて、少なくとも、黄疸の発生は肝臓の疏泄に強く関与することがわかれば、処方を組む時に疏肝薬の使用を積極に行うことになるでしょう。

これは、国際中医師アカデミー教育プログラムの目的の一つです。

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国際中医師試験の問題 胆に関して

胆汁の分泌と排泄が正常か否かを決定する主な機能はどれか?
A.肝の疏泄を主る機能
B.胆の胆汁を貯蔵する機能
C.胆の胆汁を排泄する機能
D.脾の運化を主る機能
E.小腸の清濁を泌別する機能

これは臨床に非常に役立つ問題です。

http://tcm.ac

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心と肺の関係からみた「息切れ」

「息切れ」はよく見られる臨床症状の一つです。一般では息切れが生じた場合は、主に心臓の病気を疑うでしょう。また肺を心配するかもしれません。
中医学の五行学説からみれば、心は火、肺は金に属し、火は金を剋する関係にありますので、息切れは心の病が肺へ影響を及ぼした症状として考えられます。しかし、まだ肺は病には至っていません。この時の治療は、心臓を治療するか、心と肺を共に治療するかは、他の症状など病機を判断し、弁証の結果次第で異なります。
国際中医師アカデミーでは、このようなコンテンツをたっぷり用意しています。

http://tcm.ac

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瘡瘍(できもの)の治療に荊芥を??

国際中医師アカデミーで中薬学を学習中の受講者からの質問をご紹介いたします。
荊芥(けいがい)は瘡瘍の初期の治療に用いることができますが、瘡瘍の中晩期(入裏した場合)の治療には用いてよいかという質問がありました。
解答は用いることはできません。
「瘡瘍の治療=荊芥」と覚えることは危険です。このように単純に思える質問ですが、瘡瘍の病理変化の流れ、表裏弁証、気血弁証、方剤加減など様々な要素を考慮しなければ正しく治療できない事を理解できる「きっかけ」となります。臨床で治療ミスは防ぐことになります。
よい質問がくると嬉しくなります!


http://tcm.ac

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無事に帰りました

一昨日、日本に帰りました。休みを取ろうと思っていますが、中国の医療保険、庶民の生活、ネットビジネスの環境などについて、いろいろ調べていました。
まだまだ分からないこともあります。
特に驚いたことが、ふたつありました。
ひとつは、商談の形式が日本とかなり異なった点です。
そして、もう一つは、教育費の高さで、これには震えるほど驚きました。
例えば、北京では、受験勉強のためのコース(1時間)で1000元(1万3千円)以上かかりますが、平均給料は5000元です。本当に驚きました。
人材の育成市場が盛んでいる土壌では、人材が重要視される環境なのでしょう。
本当に人気になる中医師になるために、多くの投資と努力が必要で、一旦認められれば収入が普通より数倍以上になります。
ここでは、平均主義は全く存在していないようです。

国際中医師アカデミーとうぎ先生の【中医学日記】

大連では、ナマコ料理を

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アームストロング船長死去

アームストロングさんが82歳で死去されたニュースを読みました。
オバマ大統領は声明を発表し、「アメリカのヒーローの中でも最も偉大な人物の一人で、彼の一歩が世界の人々に大きな勇気を与えた。その探求心は、未知の世界に挑む世界のすべての人に受け継がれている」と述べました (NHKニュースから抜粋) 。
誰にとっても新たなことにチャレンジする事は、勇気が必要です。しかし、先ず一歩を踏み出すなければ、夢は、永遠に現実になることはありません。

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日本語の案内が加えられました

国際中医師アカデミーとうぎ先生の【中医学日記】

十年以上利用させていただきまして北京にある宝辰ホテルは、日本語の案内を新たに加えたことに嬉しくと思っています。日本語でのサービスがもっと向上して欲しいです。もっと、日中友好になってほしいと思います。

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