国際中医師アカデミーで中薬学を学習中の受講者からの質問をご紹介いたします。
荊芥(けいがい)は瘡瘍の初期の治療に用いることができますが、瘡瘍の中晩期(入裏した場合)の治療には用いてよいかという質問がありました。
解答は用いることはできません。
「瘡瘍の治療=荊芥」と覚えることは危険です。このように単純に思える質問ですが、瘡瘍の病理変化の流れ、表裏弁証、気血弁証、方剤加減など様々な要素を考慮しなければ正しく治療できない事を理解できる「きっかけ」となります。臨床で治療ミスは防ぐことになります。
よい質問がくると嬉しくなります!