瘡瘍(できもの)の治療に荊芥を??


国際中医師アカデミーで中薬学を学習中の受講者からの質問をご紹介いたします。
荊芥(けいがい)は瘡瘍の初期の治療に用いることができますが、瘡瘍の中晩期(入裏した場合)の治療には用いてよいかという質問がありました。
解答は用いることはできません。
「瘡瘍の治療=荊芥」と覚えることは危険です。このように単純に思える質問ですが、瘡瘍の病理変化の流れ、表裏弁証、気血弁証、方剤加減など様々な要素を考慮しなければ正しく治療できない事を理解できる「きっかけ」となります。臨床で治療ミスは防ぐことになります。
よい質問がくると嬉しくなります!


http://tcm.ac

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in 中医学アカデミー, 過去問題解説. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)