新型インフルエンザと漢方薬


「新型インフルエンザが本格的な流行になった」とニュースが伝えていました。

今現在、限られた情報から新型インフルエンザの対応を

中医学の立場で考えようと思います。
 

発症が比較的子供に多く、症状の特徴は精神的な障害・高熱・痙攣が
見られ
ウイルスが神経に作用するのではと一部で報道されていました。 

この特徴から陽熱の邪気が盛んでおり入裏し易いこと、営血を侵害しやすいこと

心神の混乱と肝風内動の状態になり易いと考えられます。
 

予防には、銀翹散(1/2)+かっ香正気散(1/3)+西洋人参(或は麦門冬湯)

治療に役立てるには銀翹散(満量)+白虎加人参湯(満量)
 

ご参考程度ですので、必ず弁証論治の原則に従ってください。

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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