最近、「舌を診る」をテーマにした番組がありましたが、私のブログも「ベロは宝」に多くの方からアクセスして頂きました。
主に「舌の色」や「舌苔」について紹介されていましたが、中医学では、弁証において欠かせない客観的な情報で舌の状態は弁証の重要な指標となります。舌診の臨床における意義は、正気の盛衰・病位の深さ・病邪の性質・病気の進退を判断することに非常に役立ちます。
そして、舌は臓腑との密接関係が舌診の原理となっており、舌と臓腑の連絡について主に経絡の循行関係、心と舌の関係、脾胃と舌の関係、腎と舌の関係があり、臓腑に病変があれば、それぞれ舌面に現れます。いろや形だけでなく「舌診」は奥深くまた中医臨床における体内変化を映し出す非常に鋭敏なモノサシです。
患者さんの多くは、自身の体の状態を客観的に説明できない場合もあり、舌診における診断は診断の上で重要な役割を担います。
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