4月17日の産経新聞で「肥満関連遺伝子」というタイトルの記事を読みました。「肥満関連遺伝子」は約130種もあるそうで日本人は3つのタイプに大別されるそうです。遺伝子のタイプによって肥満の原因や体型が異なり、効果的な対策を紹介し、遺伝子タイプを判別できる「遺伝子検査ダイエット対策キット」も販売されているそうです。
中医学では肥満を治療する際に次のように弁証します。
情緒が不安定でいらいらしやすくストレスを感じると食欲が異常に旺盛になる気滞、疲れやすく食事の量がそれほど多くないのに肥満になる気虚、若い頃は痩せていたのに加齢とともに太りはじめる腎虚などなどが挙げられます。これらのタイプによって漢方薬を選ばなければ効果は得られません。
臨床では、漢方で病気を治療している途中で、知らず知らずに症状だけではなく肥満も改善されることがあります。これは正しい弁証論治の結果ではないでしょうか。
中医学を学ぼう!! 中医学の知識を身に着けよう!!