医者の信念


「病を本となし、工を標となす」の話です。
中医学の習得には、理論と臨床の両輪が必要です。
病気の本質を深く理解せずに、なんとなく中医学を理解したつもりの方に出会うことがあります。
中医学では、「謙虚な気持ちでいつも努力すること、患者のことを第一にする」ことは
中医師になる「大前提」です。
中国では、「大前提」を「医徳」(中国語でyideという読む)といいます。
則ち、中医学の知識を身に着ける前に、まず「医徳」を身につけなければならないということです。
医療活動の中で、常に「医徳」のことを忘れず邁進することができれば、
一流の中医師になるのは遠くないと思います。
これは、医療人として守らなければならない「医徳」であります。
「臨床経験を積み、理論を理解する」この繰り返しをいつも忘れてはいけません。
自分が「医徳」を磨きながら、中医学をもっと勉強したいと考えています。
 
李時珍先生の肖像画

李時珍大先生.jpg
李時珍先生が医学のレベルが非常に高く、医徳はもっと高く、多くの方から尊敬されているのです。

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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