明けまして、おめでとうございます。
中国では新正月(1月1日)よりも旧正月である春節が重要な祝日で、この日の前後は旧正月を実家で過ごすため国民の大移動があります。
離れて暮らす家族もこの時期だけは集まるという暗黙の了解があり、帰ってこない子は最大の親不孝者と言われます。
春節を迎える大晦日の大事なご馳走は餃子です。
それも、まずみんなで一緒に作ることが大事。
さまざまな具材が入っている餃子は、家族円満の象徴でもあります。
いろいろな味があることも、苦あれば楽ある人生にたとえられています。
大晦日から新年を迎える際には「辞旧迎新(ツージューインシン)」の日といい、今年苦しかったとしてもそれも全部食べてしまって、来年はもっといい年にしよう、と願いを込めて大晦日に家族そろって食べるのです。
たくさん作った餃子のいくつかには硬貨を入れておいて、食べる時にその餃子に当たった人は来年の運がいい、福が来る、と言われます。
わが家でも正月には毎年私が餃子を手作りします。
具材と調味料、それぞれ何をどれぐらい入れるか、バランスを考え、配合率と混ぜていく順番まで吟味しています。
長年の経験で、混ぜ終わった具の匂いをかぐだけで、焼きあがったときの味がわかってしまいます。
間違いなく言えることは、何かを入れ過ぎるとダメだということ。
香りやおいしさが減ってしまいます。
おいしい餃子の秘密は、まさに五味の調和にあり。
五味とは、中国の五行説に基づいた考え方で、「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(塩からい)」の5つの味を指します。
五味のバランスがいいと食事がとても美味しくなり、また健康にも良い影響があります。
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