中国で食べる中華料理は、日本の中華料理とは「似て非なるもの」です。高級レストランで頂く料理も、町の小さな食堂で食する料理にしても、美味しい料理に出会えるのは旅の楽しみです。
中国を訪問したことがある方は経験したことがあるかもしれませんが、二~三日で中華を食べ続ける場合、最初は美味しく食べられるのに、次第に食欲低下、軟便或いは下痢、お腹が張り或いは腹痛等の症状が出てくる話をよく聞きます。
中国では消化を助けるために羊羹の薄切りのようにした山楂子を食べます。この程度で食欲が改善するなら問題はありませんが、もし効果が得られない場合は、脾気虚の可能性を考慮しましょう。
脾気虚は、筋力が弱い、疲れやすい、食べ合わせが悪い、油っぽい料理を食べるとすぐに便が緩む、嘔吐或いは吐き気が生じやすい等の症状が多く見られます。
脾気虚であれば治療薬は、参苓白朮散で対応した方が良いと思います。
中国でも参苓白朮散は手に入れやすい漢方薬のひとつです。
中国に行った場合、美味しい中華を食べ続けるためにまず漢方薬局に行って、この薬(写真)を購入して飲んでくださいね。
食べ過ぎた後に、健胃消食片も効果的です。