112.風邪に中医学の対応


何人の知り合いは酷い風邪を引いたそうです。中々悪寒が強く、高熱が出ているようです。ウィルスが冬に乾燥の環境に大量に繁殖し、伝染性を持っているようです。
中医学では、時行疫毒の感冒として診断すると思います。
 この時期の疫毒は強い毒性を持ち、伝染性も持ち、寒性の性質も持っています。寒い冬に罹るわけです。それに入裏しやすく、加熱しやすいです。
 
初期に
風熱感冒に非常に似ています。或は風寒感冒に似ているケースもあります。
ところが共通症状として熱がどんどん上り、強い倦怠感、食欲不振、酷い頭痛などが挙げられます。
 銀翹散は強い清熱疏風、解毒という働きを持っていますが、今流行っている「風邪」に対応しきれないのは現状です。
 どう対応したら良いのでしょうか。
 先ず、この邪気は乾燥、寒気、加熱しやすいという特徴がありますので、是非中医学の弁証論治で対応していただきたいです。
 ご参考ですが、
 初期に
 表証で寒邪の強く、化熱が既に始まっています。散寒と共に疏風清熱という方法で対応すべきである:
 麻黄附子細辛湯1+銀翹散1  一日三回で飲ませてください
 中期に
 裏熱の状態が目立つようになりますので、清熱剤を加える方が良いと思われます
 お勧めは二つあります
 一つは初期の組み合わせに桔梗石膏湯半包を加えてくさださい。
 二つ目は初期組み合わせに板藍茶2包を加えてください。
複雑のケースの場合に、よく弁証を行い、処方の組み合わせを工夫していただければよいと思います。

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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