陰虚の方は夏にご用心


暑邪の影響を受けやすい方は、平素から陰虚の体質があるので、この時期は特に熱中症に注意をしなければならないと思います。
臨床で陰虚の体質に暑邪が侵襲した場合、陰虚と暑邪が共に存在する可能性が高まります。陰虚では、陰液の不足によって、消痩、面紅のぼせ、咽喉乾燥、盗汗などの臨床症状が現れます。また、暑邪は夏にしか存在していないという特徴があり、また気陰を傷つけながら、湿熱の特徴を併せ持つ邪気です。
六味丸には大量の熟地黄と山茱萸が配合されています。熟地黄は補陰薬、山茱萸は収斂薬で、気滞と湿邪がある場合には、慎重に配合量の調節などをしなければならないという使用原則があります。
湿邪が盛んでいる患者に六味丸をそのまま服用させれば、湿邪が段々酷くなり、湿邪がまた気滞の病理現象を引き起こします。
継続して服用していた漢方薬も邪気の判断を誤れば、効果が得られないばかりか副作用を招きかねません。
中医学の理論を深く理解しなければ、効いても効かなくてもその理由がわからなければ、結果として患者に迷惑をかけることになります。
国際中医師アカデミーの理念は、六味丸のような状況に正確に対応でき、効果的に漢方薬を出せる人材を養成することです。

About 国際中医師アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 国際中医師アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in ブログ, 国際中医師アカデミー, 漢方症例, 漢方薬. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)