昨日の、柔道男子66㎏級の試合は、審判の誤審?で何ともすっきりしない終わり方でした。最初の判定を翻す結果は、努力を積み重ねてきた選手を翻弄し、今後の柔道会の発展にも水を差すのではないでしょうか。海老沼さんが勝利を収めたことはうれしいが、このような繰り返しでは試合に臨む選手が気の毒としか言いようがありません。
中医学にも審判の誤審と同様に、「誤診」「誤治」などがあります。病気の流れ、病気の部位などを深く分析せず、或いは一生懸命に分析しても病気の診断が誤り、誤った治療施してしまうのです。この原因は主に二つあります。一つは患者の病気を治してあげたいという意欲が不足、一つは中医学の勉強が不足して正しい弁証論治が行えないことにあります。
海老沼さんの判定が覆されたことはよいことでしたが、患者に対する誤診と誤治を元に戻すことは、そう簡単ではありません。