鍼灸は、身体に鍼や灸によって刺激を与え、
多様な疾病への治療や健康増進を可能とする医療技術です。
治療効果を得るためには、正確に経穴を定めること、
適切な手法を用いること、そして病気の性質や部位、
病態に応じで適切な弁証論治が行えるかどうかが重要となります。
中医学を学ぶことで鍼灸治療と
同時に漢方アドバイザーとしての役割を担うことができます。
「鍼薬併挙」(しんやくへいきょ)とは、
鍼と漢方薬を併用する治療方法という名称です。
この治療方法はかなり高い治療効果を得られるので、
最高な治療方法ともいわれています。
漢方薬を服用しながら鍼灸治療を求める方も多く、
臨床では、漢方薬の効果の有無を考慮し、鍼灸治療を行い、
相乗効果を得られます。
漢方薬の効果がある場合は、どの経穴に対し瀉法
あるいは補法を採用するかを定めることができます。
漢方薬の効果が得られない患者には、
八綱弁証或いは臓腑弁証の観点から、
鍼灸治療と同時にまた適切な漢方薬を勧めることができます。
患者側にとって「鍼薬併挙」ほどの心強い治療者はいないでしょう。
遼寧中医薬大学付属病院針灸科の眼針療法の写真
次回に薬剤師が中医学を勉強する価値について
話したいと思います。
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