アレルギーの症例2 治療結果の検討


アレルギーの症例 2 治療結果の検討

結果としていいです。分析からみると、以下のように思います。
1、肺気腫を患っていることから素体に肺気虚が有り衛気が弱く、
 外邪の侵入を容易にし易い体質のため花粉だけでなくハウスダストにも容易に反応する。

2、40度近い室温での職場環境は厳しく、汗出と共に気の消耗が激しくなるので
  夏バテの症状が一層激しくなる。

3、長期間の職場環境と素体による肺気虚では、
気の働きの一つである収斂作用が働かず流れる様な異常な汗を生じる。

4、汗出と共に消耗した津液を補えていないため、
花粉症でみられる症状は鼻詰まりなど津液不足による化熱の症状が生じやすい

林薬局の情報:http://riepyonhokensitu.cool.ne.jp/ 
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この舌診から何かの情報を得られるか。
陰虚か、陽虚か考えてみたいです。陰虚と判断すると、補陰剤がなぜ効かないのかを考えましょう。

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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