今日の読売新聞「医療ルネサンス」でがん治療における副作用の軽減に
漢方薬を用いられた例が紹介されていました。
がんの症状や治療の副作用の軽減に大学病院などで活用されることが増えるのは
大変、素晴らしいことだと思います。
これらの目的の他にも、手術の前後の体力を補い、体の回復を早めるなどの目的で使われています。
西洋医学の素晴らしい治療技術と体力増強や副作用の軽減、抗老防衰に優れた漢方薬を
組み合わせて治療することを中西医結合と呼びます。
このような取り組みが増える中で、西洋医学の考え方で漢方薬を選ぶのは
時に大きな誤りを犯す恐れがあります。
患者の個々の体と病態に合わせて
漢方薬を選択し有効な治療を提供し(弁証論治)、
患者さんの生きる活力の手助けになることを望んでいます。