やっかいな成人ぜんそく




近年、成人のぜんそく患者が増えていると聞きます。

この病気は主にアレルギー性の疾患に属しますが、発症に至る原因となるアレルゲンの種類は、環境の変化、疲れ、食べ物など多岐に渡るようで、判明しない患者さんも多いそうです。

成人ぜんそくの特徴は、数分間の発作の後、緩和していくような一過性のものが多いこと。
発作があっても緩和するため、また吸引薬で収まることも多いので、対症療法に頼り症状を悪化させる場合があり、これも注意が必要です。

成人ぜんそくの治療を全て対処療法に頼り、根治を考えずに長期間放置する状態になると、少しの刺激でも発作が起きやすくなり、結果として病気を悪化させるおそれがあります。

中医学では、ぜんそくに虚・実・寒・熱の区別があって、病理の部位は、肺、脾、腎などに関与すると考えられています。

さらに、病理がいくつか混在するため、ぜんそくを正しく弁証をするのは中医学でも難しい分野です。

しかし、対処療法とともに、漢方のプロに相談してきちんと診断・処方してもらえば、慢性化の道を絶つことも可能です。



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90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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