出張で上海を訪問したのを機に、足を伸ばして蘇州を訪ねました。
蘇州は長江の南側に位置し、人口は2000万人、太湖や上海蟹が育つ陽澄湖があり、運河による水運が発達した歴史ある都市で、近年では投資区域を有し産業の発展が目覚ましい地域です。
今も昔も蘇州には資産家が多く住む町としても知られています。
蘇州と言えば、絹織物が盛んで、蘇州刺繍や上海蟹が思い浮かびますが、忘れてならないのが、温病学の故郷であることです。
温病学の歴史は古く、中医学における熱病伝染病の治療を記した学問です。
温病は、突発的に発生し、症状の変化が早くまた強い伝染性を伴う病気で、まだ抗生物質の無い時代に対応し発展したのが温病学です。
時に、温病学は現代ではあまり用いる機会がないのでは…、と言われる方もおりますが、近年の気候温暖化や様々な新型ウイルスによる病気の発生を見ると、温病学が役立つのではないかと思っています。
実際、2002年中国でSARSが大流行した際には、一部の病院で温病学説に従った治療が施されたと聞いています。
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