抑肝散は肝陽上亢のタイプに適応する方剤です。
肝陽上亢の臨床の特徴:
1、舌診;紅舌、黄苔、
2、脈診:弦数、弦
3、症状の特徴:怒りっぽく、胸脇脹満、食欲の低下、決定力の低下、方向性の記憶力が低下、攻撃的な表現が多くみられる。口渇、冷たい水を飲みたがるなどです。
三つの症状群の症状が揃えれば、抑肝散を投与できます。
腎虚の患者で、興奮の症状、記憶力の低下、怒りっぽく、ほてりなどの症状があっても抑肝散を服用していけないです。
虚実を鑑別せず、腎虚の患者に抑肝散を投与すると、一時的に症状が改善するものの、結局副作用が多く出てくるだろうと思われます。例えば、記憶力は更に悪くなり、体がますます弱くなり、腎虚の症状がますます進行するなどです。
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