伊藤忠商事が、残業削減策として深夜残業を禁止し、早朝勤務を促す新たな制度を試験的に導入したというニュースをみました。
ニュースキャスターが「早起きの苦手な方は大変ですね」と、おっしゃていました。
太陽が昇り始める時間帯は「陽気」が陰気より強まるという認識があります。
体の陰と陽がバランスよければ、日が昇ると睡眠から目をさまし、暗くなれば体を休めるために眠くなります。
自然の流れを無視した生活環境が続いたり、なんらかの病気によって陰陽のバランスが崩れれば、夜になっても眠くならず、朝になっても目を覚ますことができなくなります。
悪い生活習慣を続けている場合は、内蔵の働きを阻害され、陰陽のアンバランスにつながります。
早朝勤務の流れに乗り遅れないためにも、体の陽気を上昇させる漢方薬の助けを借りると良いかもしれません。
<~ 漢方治療のポイント~>
内蔵の機能のどこが故障しているか、陰陽弁証の上に五臓弁証も考える必要があります。
無理やり早起きをすれば、陰陽のアンバランスがさらに悪化する場合がありますので注意が必要です。