夏の終わり頃になると帯状疱疹を発症する方が増えるそうです。
中医学では、帯状疱疹を蛇串瘡(じゃせんそう)といい、中医外科学に属する病気です。
蛇串瘡の病理特徴は主に肝胆湿熱及び肝鬱化火で、湿熱や熱毒が皮膚に溢れだすと発症に至ります。高齢や体が弱く、血虚肝旺、湿熱毒盛、気血凝滞が常に見られることが原因になります。
これは、夏は暑邪が多く、暑邪は火邪と湿邪が混じるもので、気と津液等を傷つけて、気血不足などにより体に入りやすく、肝の経絡に入り肝火旺盛の状態になると、帯状疱疹に罹ると考えています。
内服治療では、竜胆瀉肝湯はメイン処方として用いられますが、日本で流通するエキス剤は生薬の構成内容が異なる製剤がありますので、詳しい方に相談してください。また、肝臓の陰血等の状況をチェックする必要があります。
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