花粉症の中医学による治療原則


花粉症の主症状はクシャミ、鼻づまり、鼻水が多いなどですが、体質により伴う症状が異なります
中医学では、症状の特徴及び伴う症状により、処方した内容を決定します。例えば、鼻水から見ると、透明で水のような場合と、黄色で濁っている場合の処方は異なります。
鼻水が透明で水のようであれば寒に属し、鼻水が黄色で濁るようであれば熱に属する証候の可能性が高く、しっかり見極めなければなりません。
また、随伴症状などの情報を分析することも大切です。例えば肺の宣発という機能がどのぐらい故障しているか、痰湿がどのぐらいにあるのかなどを総合的に判断する必要があります。中医学理論をきちんと勉強して、中医学の分析方法及び判断原則などを身につけなければ、診断に必要な分析が難しくなる他、誤治(誤った治療)によって他の病症をひき起こし計り知れない被害を与えてしまいます。

国際中医師アカデミー

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in 中医学アカデミー, 中西医結合. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)