5月24日の臨床講座では頭痛と眩暈の講義を行いました。
講義内容について簡単にご紹介します。
○内・外因の弁証で「頭痛と眩暈」の違いは何か?
○日本で販売されている半夏白朮天麻湯の要点は何か?
○天麻釣藤飲の構成と意味、また代用方法は?
○通竅活血湯の構成と意味。
通竅活血湯では今回の講義を通じて改めて考えました。
一般に「血」が生じているのに活血剤が有効でない場合があり、
なぜ効果が得られないのか疑問がありました。
5種類の活血剤を作った王清任先生の血に対する考え方を
勉強することで自分の中で活血剤に対する整理ができました。
なかでも血府逐湯の使い方と飲み方、
理論を理解し、臨床でどのように判断をするか・・・。
これからの講義の中で少しずつ、紹介できたらと思います。
○補精と補気を併用する意味は?
などなど・・改めて私自身が勉強になりました。
新たに参加して頂いた方、遠方からお越しの方、
そして毎回欠かさず参加して下さる方が
中医学レベルを高める目標を持って参加されていることを強く感じます。
皆さんの中医学に対する情熱に答えられるよう
私はこれからも努力をしていきたいと考えています。
来月は、6月28日、耳鳴の講義を行う予定です。
http://www.tenran.biz/lecture.html
ご参加をお待ちしています。