冷え症3 末端の冷え体幹は熱い


冷え症を訴える方の中には、四肢末端が冷えるものの、体幹は体温が高い場合があります。
このような方が冷え症の相談に来られたらどうしますか?
中医学では、「熱厥」という病症があり、主に気滞によって生じると考えられています。四肢末端の冷え、体幹の体温が高い、口渇、便秘、尿が黄色といった特徴があり、冷えの特徴は四肢末端の温度が低いのにも拘らず、寒さを感じていないことです。
症状を訴える方の多くは女性で、精神的な影響を受けることで気の流れが滞り、熱が体幹に蓄積し、陽気が末端に届かないことが病理特徴です。
手足が冷えますか?」だけで 問診が終わらないよう気を付けてください。

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in 中医学アカデミー. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)