現在「脱疽」(壊疽)を治療されている先生から、処方についての相談を受けています。
脱疽は主に糖尿病などによって細胞が壊死する病気で、相談の患者さんも糖尿病を放置したために、足の親指の壊死が始まり切断しなければならないほどひどい状態でした。
幸い、病院と漢方薬による治療が奏功し切断は免れ、少しずつですが元気を取り戻しています。
この相談を受け、私が中国で研修を受けた先生のことを思い出しました。
先生は自分の白衣の上に、一枚の白い布を広げその上に患者の足を乗せさせて、手袋などせず躊躇することなく診察を始めます。患者のために一生懸命取り組む姿に感動したものです。
治療前の写真
治療後の写真