心腎不交(しんじんふこう)という専門用語があまり聞いたことがない方は
いると思いますが、
心腎不交というのは、心は腎との交流がうまく行っていないという意味です。
心はその熱を下へ腎を暖めて、腎は自分の「水」を上に上昇させ心の熱を抑えるという
バランス関係を心腎既済(しんじんきさい)といいます。
この関係が崩れてしまうと、心の熱がどんどん燃えてしまい、腎の「水」がどんどん少なくなるのは
心腎不交の病理特徴です。
症状の特徴
熱が燃える症状;手のひらと足の裏に嫌な熱感、寝汗が多く、
寝つきがわるく、口内炎が舌の先に集中
水不足の症状:腰を中心として疲れ、小便の回数が多く、
小便が黄色っぽく、口が渇く、水が欲しがります
この以上の症状が現れる場合に、
天王補心丹(てんのうほしんたん)を服用してよいということです。
天王補心丹は心の燃えすぎる熱を冷ましながら、心腎の「水」を増やします。
この水は普通の水ではなく、
元気が入っている特別な水で、身体を潤し、冷やす働きを持っています。
次回で 胃熱上炎について話したいです。
北京の環境が段々よくなっているみたいですね
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