病院では、手術後の腸閉塞予防には、よく「大建中湯」を処方するということです。
中医学からみると、手術を受ける方の体質を重要視しながら、術後に発生した腸閉塞の病理状態を分析する必要があります。
手術のダメージにより、気血両虚、気虚、瘀血、気滞、気滞瘀血、熱毒などの病理を発生する可能性があります。
大建中湯は温中袪寒剤に属する方剤で、心胸の中に大寒痛があり、陽虚陰盛の病理状態を治療する方剤です。
従って、気滞、瘀血、熱毒などがみられる場合の治療には相応しくありませんので、西洋医学の考え方だけで漢方処方を選択することには、疑問を感じています。
もし、術後の患者さんに気滞、瘀血、熱毒が見られた場合には、どのような対応をされているのでしょうか。
大建中湯を効果的に用いるために、陽虚と陽虚陰盛との鑑別診断、陰虚、気滞、瘀血などの臨床特徴、大建中湯の配合意味などを勉強する必要があります。
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