成人ぜんそく 漢方からどう考える?Ⅱ なぜ30代から多い


アレルギー性の病気は、中西医結合の研究から「肺・脾・腎」の虚弱な状態に異気(アレルゲンに相当する病因)が侵入することで発生する病証だと考えられています。
内的な原因である「肺・脾・腎」の虚弱のなかで、特に腎が虚していることが主な原因と考えられています。
腎虚となる原因は、先天的なものの他に、深夜まで起きて活動し起床時間が午後になるといった昼夜を問わない生活リズムの乱れ、性行為が頻繁過ぎる、などが挙げられます。
一般的に健康な状態では、40代以降の中高年齢に至ると腎が次第に虚し、様々な症状や体の変化が生じるようになります。いわゆる「歳のせい」です。
腎気がある程度まで弱くなると、次に「肺脾」に影響を与え、それぞれが虚すと肺気虚による呼吸器の疾患、脾気虚による消化器の疾患が起きやすくなります。
30代から、腎の精気(腎気)がピークの状態から減少し始めますので、成人のぜんそくは、30代から発生する方が多いと考えられます。
しかし日本では、比較的早い年齢で腎虚を示す症状や体の変化がみられる場合が多くあります。例えば20代後半から特に疾病が無いにも関わらず白髪や、頻尿、足腰が弱く疲れやすい、階段を登ると息切れが生じる、性行為後に疲れが取れない、女性では若年性更年期や性行為後の陰部掻痒や排尿時の軽い痛みなどが挙げられます。
若いからといって無理を続けると、歳を重ねてから思わぬ病気を患いかねませんので注意が必要です。

About 国際中医師アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 国際中医師アカデミー http://www.iatcm.com
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