一般では冷え症を治療する際、温めればよいと思い込む場合が多々あります。
前回、ご紹介した「上熱下寒」の冷えを治療する場合、温めるだけでは肺心の熱が更に強くなり、咳、胸悶、不眠、口渇などの症状をひき起こしたり、悪化させることもあり、冷えはますます酷くなります。中医学では、上熱を冷まし、下寒を温める代表方剤に「交泰丸」があります。交泰丸の構成生薬は肉桂と黄連で、肉桂と黄連の配合率は10:1です。当然、寒熱の具合により、その配合率を変える必要もあります。「冷え」だからといって安易に八味地黄丸(金匱腎気丸)などを選ばないよう 、しっかり問診の上判断してください。
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