節電の夏と言われていますが、電車内は結構冷房が強くつけられています。冷房がかかっている車内では暑くて汗をかき扇子で仰ぐ人もいれば、くしゃみをして長袖を羽織る人もいます。また家庭内でも冷房の温度設定でご夫婦の主張が異なり、小さなイザコザになると聞きました。なぜでしょうか?
中医学から見ると身体を温めて活発にさせるのは「陽気の働き」によるものです。体の陽気が十分にあり、しっかりその役割を果たせば体は温まり良い状態を保てます。しかし陽気が多すぎる・陽気の流れが悪い・逆に陽気が不足するなどで冷房が大好きになったり、反対に冷房が嫌いになったりします。
冷房に対して極端な温度設定を好むなら、既に陰陽のバランスが崩れた状態にあると考えられます。漢方に詳しい薬局や医師にこの情報を伝えて自分の体に相応しい漢方薬で調節してもらうことができます。