2012年3月30日の日中新聞(中国語/人民日報海外版)にこの記事が載りました。印象深かったので紹介します。
記事には、2012年3月20日に中国の中南大学に在学中の学生・劉路さん(22歳)を主任教授に相当する研究員を抜擢したことを発表しました。劉さんは数学を専攻し、かなりの難問を解明したということです。普通中国では、大卒してから教授になるまで約15年以上かかるそうですが、彼は一年でそれを実現しました。毎日黙々と目標に向かい頑張った努力の結果が認められました。このようなニュースは非常にうれしいことです。年齢や序列にとらわれず、努力した人に対して評価が与えられるのは、実に気持ちの良い話です。
当アカデミーの一番年長の方は、そろそろ70歳に近い方ですが、彼女は成績が優秀
で、毎日の努力を惜しまず目標に向かって努力されています。このような方に出会えて感動しています。
ともすると中医学は、長期間勉強したり、臨床実績を長く積まなければならないと考
えがちですが、本当にそうでしょうか?
どんなことにおいても時間や経験にとらわれず、自分の目標に突き進む推進力こそ
が、自身を飛躍させる原動力になり、「みんなと同じ」という平均主義では優秀な人
材は育たないように思います。
最近は、当アカデミーも「飛び級」のような制度を設ける必要があると感じています 。