日本では、正月に年越しそばを食べる習慣があるそうです。
いい習慣ですね。
蕎麦を粉にすると、蕎麦散と称する。
健脾消積(積は胃腸の詰まり)、下気通腸、解毒などの効能があり
血圧の降下、血糖値・血脂などの降下に働きます。
正月に美味しいもの、油っぽいものを多く食べ、また御酒を多く飲むという楽しい時間ですね。
胃腸が詰まりやすく、酒などにより胃腸に熱が多く生じやすいです。
正月にげっぷが多く、お腹の脹る、通じが良くない、興奮しやすく、怒りっぽくなどの症状が出るのはそのためだと思われます。
蕎麦を食べると、胃腸の詰まりを消し、熱を冷ましてしまうと、体の陰陽バランスが正常に戻ると思われます。
ですから、日本文化では、この素晴らしい習慣は本当に健康にいいですね。
ところが、世の中で100%良いことが存在しないです。
本草綱目では、脾胃虚寒の人が蕎麦を食べると、もっと弱くなり、眉毛が落ちるなどを書いています。
脾胃虚寒の特徴症状は、冷え、水様便、疲れやすい、食事後に腹脹などである。
ご参考できたらと思って紹介しました。
今日のお昼はお蕎麦です。食べたらすっきりしました。
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