大地震の後 PNSが多発する


 大地震の後、精神の不安、過労などの原因で、PNSが多発しているようです。
 PMSは月経前症候群も呼ばれています。
 多くの症状が現れています。中医学では、肝臓の病気が基本として、脾肺心腎に関与すると考えています。
  精神症状・・・イライラ、憂鬱、気が散る、不眠→肝の疏泄機能が低下する症状群です。
  神経血管症状・・・頭痛、めまい、肩こり、動悸→心腎不交などの状態を反映する症状群です。
  乳房症状・・・乳房緊満感、乳房痛→肝臓の経絡が詰まっている状態を反映しています。
  消化器症状・・・嘔気、嘔吐、腹部膨満感、便秘→肝気犯脾、肝気犯胃の状態を反映する症状群です。
  水分貯留症状・・・浮腫、体重増加→肝気が酷く詰まっているので、脾腎の水処理が故障している状態を反映しています。
  呼吸器症状・・・アレルギー性鼻炎、喘息→典型的な「肝気犯肺」の病理状態による症状群です。
  皮膚症状・・・にきび、じんま疹、かゆみ→気滞?血による鬱熱という病理状態を反映しています。
 
 一人の30代患者は数年前からPNSにかかったのですが、
 主に精神症状と神経血管の症状が多く見られます。
 逍遥散と黄連阿膠湯を服用して、大分良くなりました。
 ご参考

About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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