大変興味深い報道を見つけたのでご紹介します。
2011年9月23の≪中国中医薬報≫の報道で、白血病の治療に対する
三酸化砒素の有効性についてハルピン医科大学の研究が紹介され、
急性前骨髄球性白血病(acute promyelocytic leukemia:APL)
の治癒率は91%だそうです。
研究者は張亭棟教授です。
研究のきっかけは、
約40年前から食道癌の治療に漢方薬(処方名の記載はなし)を服用させたところ
多くの患者が食事ができるようになり、
検査の結果、癌が縮小したことが判明したそうです。
この経験から、漢方薬の原料となる中薬に対する様々な研究がすすめられ
今回、研究成果として報告されました。
ご存知のように中薬(生薬)には、
有毒な成分が含まれていることもありますが、
炮制や配合によって疾病に対する有効性を高める技術が伝えられてきましたが、
このような治癒率の報告をみると難病の治療に対して光を見い出すような気持ちです。
今回の報道を読み、中医学には宝物が数えないほど潜んでいると感じます。
中医学に対する感動を皆さんと共有し、
また中医治療を目指す方の自信と希望につながることを願っています。
http://tcm.ac