秋の体調不良の原因 燥邪だけではない


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晩秋の北京は、本当に乾燥しています。
今回北京に来てから、以下のような症状が出ました。

唇が乾燥し割れている、噎せるような空咳、胸が抑えるような感じ、
腹脹、喉渇きなどです。
潤燥剤、補陰剤を服用しても効果がなく、また食欲が低下しました。

薬局で「川貝雪梨糖漿」を買って、飲んでみました。見事に効きました。
燥邪の盛んでいる秋になぜ川貝雪梨糖漿が効いたかというと、
理由の一つは元々体に痰飲があり、秋に燥邪の影響により化熱して熱痰になったのです。

「川貝雪梨糖漿」の主薬は川貝母、款冬花で主な働きは熱痰を除去し、
肺気を宣降するのです。熱痰が取り除かれれば、津液の流れが正常に回復し、
大量に補陰することなく、効いたと思います。

この経験で、燥邪の侵入、痰飲の化熱の場合、陰虚の様な症状が現れるが、
陰虚との鑑別を正確にしなければ、治療ミスが出やすいと感じました。

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About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
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