中医薬大学の中医康復センターには、
薬浴部門の「五行薬浴」があります。
中医学では、基本的な考えである五行学説を
もとに其々の体質を考慮し治療方針を定めます。
また季節によっても必要な養生方法が異なります。
薬浴部門の「五行薬浴」には、季節に合わせた入浴方法を提案してくれます。
五行のお風呂では、春のお風呂があります。
春は、肝臓の陽気が上昇しすぎることが多く、木行のお風呂に入り、
肝臓の機能を調和します。
いらいらしたり、怒りっぽくなる人には最適なお風呂です。
肝臓の陰血を補い、余った陽気を緩和する治療効果があります。
これは「未病先防」に役立つということです。
下の方の写真この施設では、中医の先生の診断により
患者の体質に合わせ、また特別の薬浴の処方をすることができるそうです。