名医の見分け方~(中工編)プロとして漢方薬を扱うスタート地点





前回に引き続き、中国でのお医者さんレベルについてお話します。

今回は「中工」編です。

さて、中工はどのようなレベルでしょうか。

一言でいえば、漢方のプロとして仕事ができるレベルです。

中工になるには三つの条件をクリアしなくてはなりません。

第一条件は、中医学の専門用語や中医学の理論、弁証の思考方法を理解し、正しく使用できること。

弁証では病気の原因、病気の部位、性質、程度などを正確に判断できるレベルです。

第二は、それぞれの漢方薬配合の意味、特徴、どのような体質に合っている薬なのか、効果的に選ぶ能力を身に付けていること。

一般の病気に対して、弁証論治で効果的な漢方薬を出せるレベルです。

第三としては、自分が出した処方、あるいは他店で出た処方が、効いた・あるいは効かないのはなぜかを探る力を持っていること。

中国ではこの「中工」から漢方の専門家として認められます。

国際中医師の試験に合格した時点で、「中工」への第一歩となります。

次回は、最高レベル「上工」についてお話します。


漢方の勉強は「国際中医師アカデミー」



About 中医学アカデミー

90年に日本へ来日して以来一人でも多くの方へ中医学の正しい知識を身につけて頂きたいという思いで普及活動を行って参りました。 日本中医薬連合会においては多くの国際中医師を輩出してきました。 この日本で優秀な漢方医がたくさん育つことが私の夢であります。 中医学アカデミー http://www.iatcm.com
This entry was posted in 中医学アカデミー. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)