先日、猛暑と気温差に関する話をテレビで放送していました。
この話のポイントの一つは、人間が対応出来る温度差は7度以内だと説明していました。例えば室外の温度が33度の場合は、室内の温度を26以上に設定したほうがよいそうです。7度以上の温度差があると、自律神経の調節がうまくできず、体が冷えると感じ、体調が崩れる可能性が高まるそうです。
中医学では、体温を調節する主な役割に担っているものを「衛気」だと考えています。衛気が足りなかったり、働きが故障したりする場合、体温の調節がうまくできなくなります。
また毛穴の開閉の調節も故障する可能性が高く、上手に汗をかくことができなくなります。もともと衛気が不足している場合には、たとえ温度差が7度以内でも上記の症状が現れる可能性が高く、また風邪を引きやすく、冷え、肩こり、急に疲れる、急に体が重く感じる等の症状が見られます。
「衛気」を補いながら、調節の出来る漢方薬の代表方剤は「玉屏風散」(ぎょくへいふさん)です。
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