北京滞在中、カンフーミュージカル(紅劇場)「功夫傳奇・カンフー伝説」を見に行きました。伝統的なカンフーの動きを取り入れたカンフーショーです。舞台の前方では、鍛えられた肉体と表情までもがみられるので、言葉が解らなくても十分楽しめます。
観劇中に感動したのは、敏捷な動きはもちろんのこと、彼らの「目つき」です。
拳法の基本は、肉体ではなく「心」にあるのだそうで、道を究めた武術家はお互いに目つきを見ればわかるという話を聞いたことがあります。
もちろん彼らは、武術を究めた方達ではありませんが、しっかりとした目からは良い印象を受けました。
中医学でも望診で最も重要なのは「目」を見ることです。心は神の宿る所であり、神が不安定であれば、精神は安定せず「目」にも現れます。神明がうつろえば精神は不健康で、また肉体も病気を招きやすくなります。
少林寺では、武術に専念するお坊さんを武僧といい、武僧は武術の他に中医学にも造詣が深いそうです。
両者の共通点は陰陽五行、臓腑、経絡等を理論土台としているそうです。それにあやかり、武僧さんの皆さんと記念写真を撮らせていただきました(料金が別途400円かかります)。本当に勉強になりました。また、見に行きます。
チケットはこちらが親切に対応してくれます。日本語も通じます。
◎ 北京散歩
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