血虚化風に対して
三陰交、足三里を補い、陰陵泉と太衝というツボを軽く瀉し、
三陰交、足三里を強く補いながら、
関元を補う方法で治療効果が更に高められます。
肝陽化風に対して
三陰交、足三里を補う手法を弱めながら、瀉の手法を強めて治療すべきです。
陰陵泉と太衝というツボを更に強い瀉法で施術すると共に、
内関ツボを瀉法で治療すると効果的だろうと思われています。
この二つの治療要点は、
どのツボを選ぶか、瀉法でよいか、補法でよいか
ということになく、
肝陽化風か、血虚化風なのかを正確に鑑別できるかどうか
ということにあります。
もし、肝陽化風に対して、血虚化風の治療方法で、
血虚化風に対して肝陽化風の治療方法で治療するなら、
病証を悪化させる可能性がかなり高いと思われます。
従って正確に病気の性質と程度を弁証できることは
針灸の治療効果を高める絶対条件だと理解して欲しいです。
瀋陽郊外の一角